俺はなでしこ

 はてなダイアリーから、2018年12月に引越してきました

博物館へGO!

東京国立博物館古代ギリシャ展」/ 東京江戸博物館「大妖怪展」

今日は2か所の博物館を周りました。
まずは、上野トーハク「古代ギリシャ展」。これが、すっごくよかった!
greece2016-17.jp - このウェブサイトは販売用です! - 古代ギリシャ 古代ギリシャ展 ギリシャ 東京国立博物館 古代 時空 特別展 リソースおよび情報
私、もともとギリシャが大好きなんですよ。今回の展覧会は、ギリシャ国内でも厳選された300件を超える文物がはるばる海を越えてやってきた、かなり大規模なもの。9割がた日本未公開のもので、構成もよかったですね。ギリシャ最古のエーゲ文明からヘレニズム時代まで、ほんと見応えがありました。2時間があっという間だったわ〜。

次に、上野から両国に足をのばして、東京江戸博物館で開催中の「大妖怪展」へ。
残念ながら、こちらはイマイチでした。妖怪人気なのか、子供連れやカップルが多く、大変混んでいたけれど、その混み具合と反比例して私のテンションだだ下がり。
大妖怪展 土偶から妖怪ウォッチまで
展示が絵画に偏りすぎ。「幽霊は妖怪か」「地獄と妖怪は関係あるのか」「土偶を古代の不安の造型として見るのは無理だろ、あれは祭祀用だ」「土偶と不安を結びつけるなら、諸星大二郎の『不安の立像』を並べて展示するくらいの気概を持て」「一足飛びに『妖怪ウオッチ』に飛ぶのはちょっと……」「水木しげる藤子・F・不二雄はないのね」と、個人的に残念な構成でした。
もっとバラエティに富んだ展示かと思っていたのに、アテが外れたなあ。これなら、2006年に科博でやった「化け物の文化誌展」(感想はid:orenade:20061111)のほうが、ずっと充実していました。あのレベルを期待していたのですが、無理だったか。