ルーブル美術館展、伯母の報せ
先週末までは仕事が佳境で、病み上がりでも残業の日々だったのだけれど (それで回復が遅かったのもあるかも)、今週から6月上旬までは、久しぶりの仕事の谷間です。
なので、本日は有休を取得。休めるときに休まないとね〜。家事を片付け、お昼は、ふだん行かない地元のお店(ランチは平日のみ)に行ってみました。日替わりのパスタは終了しており、野菜とベーコンの蕎麦粉ガレットを注文。なんかオシャンティーだな。
せっかくの平日休みなので、土日は混んでいるであろう展覧会に行ってきました。
ルーヴル美術館展 愛を描く@国立新美術館
乃木坂・六本木にある国立新美術館で開催中の「ルーヴル美術館展 愛を描く」です。
「かんぬき」が来ていると聞いて、観たいなあと思っていたのでした。
さすが平日の午後、並ばずに入れたよ! とはいえ、場内は混雑していたけれど、土日はもっと人が多いのでしょうね。
絵画のそばにある解説ボードも、内容をスマホで確認できるようになっていて便利でした。もう老眼なので、解説ボード見るのも、近づかないとキツいんですよね。この解説が、当時の世相や流行、人物の描かれ方の意味など、なかなか親切に書かれていて面白かったです。
2時間弱くらいで観終わって、まだ16時過ぎだし、優雅にお茶をして帰ろうと、近くのカフェを検索。どうせなら六本木で茶ァしばきたいじゃないですか、田舎者の発想ですがイイんです。
徒歩5分ほどのところに、ウィーンの「デンメア ティーハウス」があったので入店。さすがティーハウス、お茶の種類がすごい。そしてお値段もホテル並み。でもいいの、久しぶりの有休だもん、今日は贅沢をしてもいいんだ……。
そんな気分で、フルーツティーの「フルーツガーデン」をいただきました。苺のフレーバーが特徴だそうで、ちょっと酸味がありつつ、なかなか深い味わい。「ビタミンCがとれそう……」と、頭の中はまったく優雅ではないことを考えてましたが。
そんな頃、母からのメール。母方の伯父のお嫁さんだった、伯母が亡くなったとのこと。享年八十九。
実は、土曜の昼間に、母から「伯母がもしかしたら危ないかもしれない」という電話はもらっていたのです。ただ、意識はまだあったので、なんというか……また持ち直さないかな、と思っていたのですが。
フルーツティーの酸味を、甘い苺のフレーバーとともに飲み込みました。17時を過ぎてもまだ空は明るくて、私はいま六本木で、有休で。伯母さんは温和な笑顔で、よくお世話になった方でした。冥福を祈ります。