俺はなでしこ

 はてなダイアリーから、2018年12月に引越してきました

夏の土用といえば

orenade2014-07-17

夏の土用といえば鰻。夏やせで売れない鰻のために、平賀源内が考えたキャッチフレーズと言われていますが、そんな今出来(?)より、もっと古い風習がありました!

夏の土用入りに、大島あんころを食べて厄除けをするのです。

「土用餅」。餅はハレの食物であり、小豆はその赤い色に魔を払う力があると信じられていました。
大島あんころの謂れを申し上げましょう。時は天正八年、土佐の藩主・長宗我部元親が、織田信長に大島黒糖を献上しました。夏の土用入りの頃で、宮中で祓えの行事があるとところ、信長がこの極上の大島黒糖であんころを作り、天皇に奉ったそうです。以来、夏の土用入りには、宮中で大島あんころを召し上がったとか。400年来の伝統なんですって。
その大島あんころを売っている店がありまして、会社の後輩さんが買って、お裾分けしてくれました。いやあ、私もそんな逸話、今日初めて知りましたよ。あんころ餅は優しいお味でした。