俺はなでしこ

 はてなダイアリーから、2018年12月に引越してきました

見舞と古墳と

幼稚園年長の甥っこに起こされて、アサー! おはようございます。
白米に味噌汁、シシャモ、大根おろし、納豆、青菜のおひたし、煮物、ゆでたまご。孫が来るときの、母(おばあちゃん)の気合の入れようを感じてください。姪っこちゃんが、お塩が好きで、ゆでたまごに山盛りに塩を振りかけては叱られてましたね。かわいいけど、あれはやっぱり振りすぎでしょ。
甥っこ君は、“おばあちゃん家”に来るときは遊ぶ!と決めているのか、兄夫婦のお出かけ(洗車)の誘いにも乗らず、家で遊ぶと返答。あり余るエネルギーを発散させるべく、近場の公園に連れていって、鬼ごっこやら、かけっこやらしてきました。つ、疲れた……私より数倍小さいのに、数倍エネルギーがある甥っこ君はまだ飛び跳ねてるよ……これが若さか! 幼稚園児だけど。むしろ幼稚園児だからですね。
お昼は天ぷらうどん。姪・甥が摘んだ食用菊も、天ぷらにしてみました。意外とイケた。天ぷらマジック。

午後はまず、祖父の見舞。本当は早めの誕生祝いのつもりだったのですが、11月中旬に、風邪をきっかけに10日ほど、祖父が点滴入院していたんですよ。退院から1週間経たないくらいなので、実家に連れてくるのは難しかろうと、施設に行くほうを選択しました。
ぱっと見は変わらず、顔色もよかったですが、まだ体力は戻っていないようで、すぐうつらうつら。入院前までは、なんとか杖で歩いてましたが、今は車椅子です。昨年の入退院では、退院後は歩けたんですが、やはり年でしょうか。

見舞のあと、まだ日も高いので、行田の「さきたま古墳公園」へ。兄一家は初めての場所で、私と母は、そうだな、10年前? 7年前? とにかく覚えてないくらい昔に一度行ったことがあります。だだっ広い、地平線が見えそうなところに古墳がぽつぽつ盛り上がっている、ただそれだけの場所でした。遊具もほとんどなく、かえってそれが好ましい感じ。しかし母いわく「整備されて、きれいになったらしいわよ〜」。確かめに行きましょう!
で、行ってみたら、確かに小綺麗になってました。歩道とか整備されちゃって……どうしちゃったの! でもやっぱり、遊具はほとんどなくて、そこはよかったな。ひたすら原っぱ(でも刈り込まれてる)を、犬を散歩させる人がいたり、子どもたちが駆けっこしてたりで、平面の広がりが心地よかったです。

さて、この公園は「埼玉(さきたま)古墳群」の保存場所。漢字の通り、埼玉県の県名はここから来ております。
全部で9基あるそうで、円墳としては日本一の規模らしい「丸山墓古墳」(写真左)、文字が書かれた金錯銘鉄剣(埼玉で2つしかない国宝のうちの一つ)が出土した「稲荷山古墳」などがあります。
ところで、行田といえば「忍(おし)城」ですね! のぼうの城〜。石田三成が水攻めしようとして失敗した城です。そんなん、埼玉の一部しか知らない地元話だと思っていたら、まさか小説化されて、映画化までされちゃうとはもう、ビックリですよ。三成は、見晴らしのいい丸山墓古墳に陣をしいたんですって。それって、バチが当たったんじゃ……もごもご。
この古墳たちも、以前来たときはモッサリしてたのに、なんか綺麗になった気がするわ〜。前も古墳の上に登れるような遊歩道あったっけ? 姪っこ甥っこが、きゃいきゃいしながら駆けのぼってるの。もう私には、そんな体力ないわ……ヨロヨロと登ります。見晴らし、とてもよろしゅうございました。
円墳は確かに大きかったです。絵に描いたような前方後円墳の実物も見られたし、なかなか楽しかったなあ。ちびっこたちは、もちろん古墳に登ったくらいじゃ満足しないので、そのあとは野っ原(公園敷地内ですが)で遊んだよ。
古墳と野原を満喫して実家に戻り、夕飯は焼肉。20時過ぎ、兄一家の車に便乗して帰宅。