俺はなでしこ

 はてなダイアリーから、2018年12月に引越してきました

母の古稀祝いお花見ツアー、初日

今年は寒いですね。3月最終週になって、ようやく冬コートからコーデユロイ・ジャケットに切り替えられたくらい冬が間延びしてました。
そんななか!花見ツアー!
咲いているのか!花見ツアー!
だって母親が「蕾でも枝ぶりだけ見られれば満足だから淡墨桜」というから!花見ツアー!
古稀祝いのわりに近ツリのおまかせパックだぜ!花見ツアー!
それが今日出発の1泊ツアーなんですね。朝8:35に東京駅集合。おおお……。

根尾谷の淡墨桜犬山城樽見鉄道にも乗っちゃうよ・母の古稀祝いお花見ツアー【1泊目】

「こだま」新幹線:東京8:56→豊橋11:09
以降バスにて移動:桜淵公園三河の嵐山と呼ばれる桜の名所)〜岡崎城五条川(河畔の桜並木)〜新境川堤(さくら100選の名所で夜桜鑑賞)〜
宿泊ホテル

上記にも書いた通り、母の古稀祝いでリクエストの、お花見ツアーです。うちの母、なんでか旅行というと、花が好きなんですよね。「どこでもいい」というから「じゃあ日光」と返してみたら、「ニッコウキスゲの時期じゃないし」と、すげなくされました。どこでもいいんじゃなかったんかい。
この花見ツアーを予約したのは3月上旬でしたが、そのときから、母娘ともに予感はありました。きっと咲いてないだろうと。でもでも、ちょっとくらい、ほころんではないかしら。そして迎えた当日。
雨。冷え冷え。
豊橋に着き、「こだま」からバスに乗り換えて「桜淵公園」へ。雨で寒くて、予定されていた桜まつりも中止で、駐車場はがらーん。そらそうですよね〜。桜は案の定、咲いてませんでした。たまーに、ぽつりと開いているのがある程度。
写真を撮る気力がなく失礼しましたが、風景としては、ここが一番きれいだったかも。渓谷美なんですよ。桜以外の季節も美しいだろうな、と思いました。
その次は岡崎城へ。いわゆる「城と桜」の取り合わせですね。ハイ、ほとんど咲いてませんでした。でも雨があがったので、ちょっと気分が上向きに。
岡崎は徳川家康の出生地で、観光客寄せに「グレート家康公『葵』武将隊」という男性のコスプレ集団が、岡崎城の公園内に散らばり、客といっしょに写真を撮ったり撮られたりしてました。なんじゃこりゃ。そういえば以前、戦国BASARAか何かの影響か、どこぞでイケメン武将を謳った客寄せ集団が流行っている……という記事を呼んだ記憶が。それが岡崎城かどうかは忘れましたが、たぶん、あちこちで同様にがんばられているんでしょうね。
そうそう、根尾谷の淡墨桜から株分けされたのが、ちょうど満開でした。たまーに、こうして咲いている木もあります。その「ちょっと」を探す旅路。

さて、三河の桜の次は、美濃です。愛知から岐阜に北上。各務原市五条川で「岩倉 桜まつり」。

川沿いは気温が低いため、よけいに咲いてないっすね。土堤沿いに屋台が連なっているのですが、全部青いビニールがかけられ、設置しただけ状態でした。さ、さみしい。ほっとんど蕾でしたが、数本だけ、一分咲きのがありました。ここ、満開だとさぞかし綺麗でしょうね。

お次は新境川堤。

また雨が降ってきたよ〜。本来、満開の夜桜を楽しむための時間帯なのですが、雨だし寒いし桜ぜんぜん咲いてないし! 90分の自由時間を、ツアー客の間で話し合って半分以下に縮め、早々にバスに迎えに来てもらうことにしました。というのも、城や大きな公園以外、「桜の名所」といっても普段はただの河原沿い、駐車場がないんです。バスが来るまで、なんとなく連帯感が生まれたツアー客たちで四方山話。ふだんのパックツアーの客層は、70〜80代が主力らしいのですが、今回は50〜60代が多く「若いわね」だそうです。桜の時期には早いし、歩きの多いツアーだからかな? 今回参加の方々も、仕事等で「見頃の時期に来たかったけど日程的に無理、でも淡墨桜は見てみたい」という方が多かったです。うちも、私の仕事と土日スケジュールの都合で、この週末しか旅行を組み込めなかったんですよね。同志!

そんなこんなで、桜(の枝)を見たあと、ようやく宿泊ホテルへ。温泉がないのが残念。
コンビニ行こうとしたら「歩いて15分」と言われました。えっ、一応県庁所在地のホテルだし、せいぜい歩いて5分程度にあると信じて疑ってなかったよ! まーじーでーかー。
やけくそで歩いたら、10分ちょいでした。ミニストップだった。
私、旅行先のコンビニで品揃えを見るのが趣味なんですが、地方オリジナル商品、なかったですねえ。岐阜だいじょうぶか。
たまたま、かもしれませんが、化粧品コーナーとか、商品の写真のみで「欲しい方はレジに申し出てください」方式でした。家電量販店でよくある、盗難防止に店頭には商品写真のみ、というのと同じなのかな。
あと、生鮮食品が少なかった。東京の住宅地のコンビニは、けっこう生鮮食品が充実してますよね、豆腐でも卵でも野菜でも。一人暮しの若年層と、スーパーに行くのが面倒になってきた年寄り層を狙い撃ちで。岐阜のあたりだと、あまり一人暮しとか、年寄り夫婦だけとか、少ないのかしら。イエ感覚がまだ強く残っているのかなあ、などと考えてしまいました。