俺はなでしこ

 はてなダイアリーから、2018年12月に引越してきました

祖父の退院祝い

実家の庭より。

グループホームから一時帰宅中の祖父を囲んで、退院祝いのお昼。茶碗蒸し、鯛、刺身、煮物、もずく酢、天麩羅。祖父には柔らかめのものを。
最初は、入院していたことすら忘れてそうだった祖父ですが、話をするうち、だんだん思い出してきたようで「病院は退屈でなあ」「やることがないのだもの」。小学高学年だか、中学くらいだかの年に、大宮氷川神社の十日市(酉の市。出店が多く賑わう)を見物に行った話をしてくれました。JRのローカル線で片道20分かかる道のりを、徒歩で往復したんですって! 明治44年生まれ、半端ねえ!
それじゃあ、行き帰りだけで時間をとられて、現地で遊ぶひまがなかったでしょう、と言ったら「片道4時間くらい。十日市はお金もないし (当時の年齢を考えれば当然)、見物だけで、2時間くらいいて、お昼を食べて帰った。歩くのは疲れた。16〜17時くらいに家に着いたかな」。暗くなる前に帰宅、ですね。

お昼のあと、母のリクエストで祖父の買物を済ませ、電器店まで茶の間の照明を見に行く。LEDに買い替えたい、とのこと。実家の茶の間は、もろ和室なので、それ用のを探すが、和風ペンダント・タイプは、まだ普及版は発売されていないんですね。めぼしいのに当たりをつけるが、店員さんに「天井の桟のでっぱりは大丈夫ですか」と聞かれ、母も私も「桟!?」と頭がシロに。たぶん、なかったと思うけれど……確認してから来ますと、本日は下見だけで終了。

早めに夕飯をいただき、19時すぎの電車で辞去。このまま、自宅にまっすぐ帰る? いえいえ、このあと、楽器の個人レッスンが20:30からあるのです。こうして、土日フルの週末がつづくのであった。