俺はなでしこ

 はてなダイアリーから、2018年12月に引越してきました

五右衛門ふたたび

羽黒山の杉並木参道。

写真は、羽黒山の杉並木参道。記事とは関係ないけど、目にやさしい緑ということで。

劇団新感線☆RX「五右衛門ロック」@2回目

7/27(日)12:30開演、於・新宿コマ劇場。7/12(id:orenade:20080712)につづき、2回目の観劇です。
2回目で気づいたこと、同行者から教えてもらったことなど。
江口洋介が新感線の演出に慣れたのか、前より早く動けるようになってた。でもやっぱり、「わーっはっはっは」はズレる。照れがあるのか、単に馴染めないのか、どっちだ江口っちゃん! その江口っちゃんの役・岩倉左門字が「タタラ島に着いてしばらくは、『峰打ち』で対処してるよ」と聞いたので、舞台チェック。ほんとだー! 刀を返して、峰打ちの殺陣をしとる! タタラ島の住民が敵味方か不明、ということで峰打ちだったんでしょうな。しかも左門字、「情によって」の後は、峰打ちをやめて普通に斬り倒してるよ。現金というか、律儀というか。
川平慈英は、完全に右近さんを食ってますね。歌でも「私が年上ペドロ〜♪」と自己紹介している通り、主従関係できっちり「上」に立ってます。胡散くさいガイジンの役は、右近さんの専売特許だったのに、まさかの伏兵出現。右近さんより川平のほうが動きいいし (右近さんより年上なのに……)、噛まないし。右近さん、危機感あるんじゃないすかね。

ところで、今日の昼公演は、マイク音声がつながらないアクシデント発生。北大路欣也@クガイ様の第一声が、マイクなしで、しょぼくなってしまいました。つづく松雪泰子@お竜が、音響の不備に声を張り上げて対処。せいぜい数分だけれど、会場にちょっと緊張が走りましたね。マイク音声とはちがうけれど、新感線の音響さんにしては珍しく、SEにもモタつきが見られたし (ほんの少しですが)、終演後、いのうえさんにダメ出しくらっていると思う。
そしてカーテンコール・チェック。もちろん欣也さまを全面的に追いますよ。欣也様……すっかり新感線に染まってらっしゃる! 前回はまだ、「おお、観客総立ちですか。はっはっは、すごいですね〜ありがたいですね〜」と、観客席を見回して驚きの笑顔を振りまいたり、左右の出演者に「はっはっは、いや、おつかれさまでした」と、ねぎらいの拍手を贈ったりと、“ゲスト感”があったんです。それが、もうふつうに観客のエールに応える仕様へさま変わり。さらにさらに、生バンドによる「五右衛門ロック」演奏で、団員たちと一緒に「愛があるんじゃな〜い」と口ずさんでらっしゃる。欣也さまー!
同じくカーテンコールにて、未來くんチェックも怠らず。この子は欣也さまと反対で、割とクールなんだよね。無表情に近い。しかし、バンド陣が舞台に降りてきて隣に並ぶと、話しかけたり肩を組んだり、なんか仲いい。役者よりバンドメンのほうが、とっつきやすいのかしらん。
とまあ、楽しい舞台で満足まんぞく。パンフを見たら、月晶石と思いこんでいたブツが、「月生石」であったことが判明。つい買ったまま放っていたけれど、ちゃんと読まなきゃなあ。