俺はなでしこ

 はてなダイアリーから、2018年12月に引越してきました

研修旅行、現地6日目【パレード】

お世話になったBatik屋さん

8月9日 (木)、現地6日目

6:50起床、7:20〜8:00朝食
8:30 第1便で出発

09:00〜10:30【1コマ目】自習
10:45〜12:15【2コマ目】講習会場内を散策、自習
12:15〜13:15 昼食
13:15〜14:45【3コマ目】グループ講習

15:00 帰り 第1便に同乗
15:55〜16:55 王宮パレード見学、再び布屋へ
17:00 ミーティング

18:30ロビー集合、他クラスの懇親会に混ぜていただく
【夕食】郊外店「Rasa Mirasa」
【鑑賞】21:00〜21:50、某公園の劇場にて観劇(ホテル着22:15)
0:20 就寝

6:20頃、一度目覚める。寝床でぐだぐだしてから起床。
写真左はホテルの窓から見た風景。バスが停まってますね。扉が開けっ放しなのは暑さ対策ということで。右は朝食バイキング。

講習会場での自習時間に、同クラスの人と敷地内を散策。緑が多くて気持ちがいい。載せられないのが残念です。
ここは乾季と雨季のある東南アジアだが、今は乾季。暑くて湿気てるだろうと思いきや、意外にサラっとした空気で、軽井沢のように過ごしやすい。日向に出ればさすがに熱線だが、日陰は涼しくて快適、よっぽど日本のほうが暑苦しい。「南なのに、避暑に来たみたいよね〜」と言い合う。4年前に来たときは、雨季が終わったばかりの6月下旬。そのとき、しけった大気が重くまつわりついてきたのと、えらい違いだわ。

昼食。写真左、盛り合わせ皿・左上のは「テンペ (tempe)」。大豆発酵食品で、納豆を水洗いしてさらっとさせ、卯の花で固めた感じ (あくまでも印象です)。現地でもポピュラーな食物で、日本人にも好評の一品。2、3番目の写真はサラダ類。

デザート。写真左は白いのがココナツ汁、おたまですくっているのが芋のあんかけ、隣はタピオカの鍋。この3種類をお椀に盛ると、2番目の写真に。
3番目は蒸しパンみたいなもの。右端は、バナナに見えるけれどもバナナじゃない! バナナの葉に包んだ、なんかもちーっとしたの。みんなバナナと思ってかじり、それから「うっ」て言ってた。どこかクセのある味。


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さて、帰りは途中で降ろしてもらって、また布市場に行くつもりだったが、思いがけないイベントに足止めされた。王宮パレードである。
この地方都市には、昔ながらの王家が2系統、存在する。そのうち、片方の王様の即位パレードらしい (毎年やっているのか、今年即位なのかは不明)。目抜き通りで降ろしてもらい、王宮から続く長いパレードを見学する。

王宮パレードといっても、どことなくのんびりしているのはお国柄か。王宮から長い道のりを歩いているせいか、パレードする側も肩の力が抜けている。写真左から3番目のご仁は、馬に乗りながらストローで水飲んでます。他にも、けっこう水飲みながら行進する人多数。暑いものね。

うーんかっこいい! 前後の写真を見れば西欧の影響を感じ取られると思うが、この国は以前、オランダ統治下にあった。西欧風の上着に、地元の正装たるBatikを巻く。折衷しとります。腰下に巻きつけたBatikの柄や色彩で、どの地方なのか、どういう地位の人物なのかがわかる仕組みでもある。たとえば、この地域の地色は茶色がベースだが、別地域では白が基調だ。現在は撤廃されたが、昔は王族以外着てはならない、禁じられた柄もあった。

もっと荘重な馬車もあったけれど、うまく撮れず。写真左の姫君が侍しているのはクリス (剣)。これも正装時に持つもので、おそらく魔を払う意味合いかと。結婚式でも、新郎が腰に差します。右は他地方からお祝いに来た、別王家の姫君らしい。よく見ると、腰に巻いた布の色が違いますね。
写真の姫君たちは、礼儀正しく沿道の人々に応えていたが、中にはブランドバッグを膝に載せ、携帯メールを打つのに夢中の姫君も。いまどきの子だ。



上段右は楽器隊。楽器をぶら下げながら演奏してます。重そう。下段左、女官たちもパレードに参加。パレードが遠くに去ったところで、交通規制が解除。一斉に車、バイクたちが走り出したのが右の写真。交通整理の警官が大変そう。
王宮パレードが去ったあとは、近くの布屋さんで、また物色。布だいすきー。

さて夜。他クラスの懇親会で、人数に余裕が出たからとお誘いを受ける。ありがたや!
講師の先生がご存じのお店で、おいしい夕食をいただく。先生のお話も面白く、あっという間に食べ尽くす。ほどよいところで、別の場所に移動。盛り場の公園内にある劇場で観劇。ラーマーヤナの一場面だ。演者は全員公務員で、ときどきその道を習っている学生さんがバイトで入るのだとか。本当に、誘ってくださってありがとうございます。