俺はなでしこ

 はてなダイアリーから、2018年12月に引越してきました

新作歌舞伎

国立劇場の駿河桜

夜半から雨が降りだし、朝方は風雨。昼前には止んだ。TVをつけたら、石川県で震度6の地震が! 見た感じ、阪神大震災ほどではないが、新潟や福岡沖大地震の規模はありそう。フォッサマグナと関係があるのだろうか。大地震の起こる頻度が、高くなっているような……。
どうもすみません、という気分で国立劇場へ。皇居のお濠が目の前だが、染井吉野はまだらしい。写真は、劇場前庭にある駿河桜。白く大ぶりな花が、たわわに咲いていた。

新作歌舞伎「蓮絲恋慕曼荼羅

国立劇場開場40周年記念/国立劇場開場40周年記念歌舞伎脚本入選作
「初瀬/豊寿丸 蓮絲恋慕曼荼羅(はちすのいと こいのまんだら)」
【作】森山治男
【演出】石川耕士、坂東玉三郎
【美術】中嶋正留
【出演】坂東玉三郎市川右近市川笑三郎市川段治郎市川寿猿市川春猿市川猿弥市川門之助/ほか

3/25 (日)、13:00開演、於・国立劇場小劇場。第一幕13:00〜14:05、20分の休憩後、第二幕14:25〜15:30。引き取りチケットにつき、めずらしく歌舞伎です。なんと楽日だ。
当麻寺(たいまでら)の中将姫伝説を基に書かれた新作。新作歌舞伎を、国立劇場小劇場でかけるのは初めてとのこと。美しい姉の初瀬(中将姫)に、異母弟の豊寿丸は、道ならぬ禁断の恋をしてしまう。豊寿丸のストーカーぶりがすごかった〜。
“新作”だけあって、ふだん(?)見慣れた歌舞伎とちがうのにびっくり。書割ないのねー! 大道具小道具的な舞台美術や回り舞台もなく、スクリーン照明程度のシンプル設計。あ、新しい……。他の新作歌舞伎も、似たようなセットなのかしら。
カーテンコールでは、客席から屋号のかけ声が。千秋楽の挨拶は板東玉三郎さんでした。