新作歌舞伎
夜半から雨が降りだし、朝方は風雨。昼前には止んだ。TVをつけたら、石川県で震度6の地震が! 見た感じ、阪神大震災ほどではないが、新潟や福岡沖大地震の規模はありそう。フォッサマグナと関係があるのだろうか。大地震の起こる頻度が、高くなっているような……。
どうもすみません、という気分で国立劇場へ。皇居のお濠が目の前だが、染井吉野はまだらしい。写真は、劇場前庭にある駿河桜。白く大ぶりな花が、たわわに咲いていた。
新作歌舞伎「蓮絲恋慕曼荼羅」
国立劇場開場40周年記念/国立劇場開場40周年記念歌舞伎脚本入選作
「初瀬/豊寿丸 蓮絲恋慕曼荼羅(はちすのいと こいのまんだら)」
【作】森山治男
【演出】石川耕士、坂東玉三郎
【美術】中嶋正留
【出演】坂東玉三郎/市川右近/市川笑三郎/市川段治郎/市川寿猿/市川春猿/市川猿弥/市川門之助/ほか
3/25 (日)、13:00開演、於・国立劇場小劇場。第一幕13:00〜14:05、20分の休憩後、第二幕14:25〜15:30。引き取りチケットにつき、めずらしく歌舞伎です。なんと楽日だ。
当麻寺(たいまでら)の中将姫伝説を基に書かれた新作。新作歌舞伎を、国立劇場小劇場でかけるのは初めてとのこと。美しい姉の初瀬(中将姫)に、異母弟の豊寿丸は、道ならぬ禁断の恋をしてしまう。豊寿丸のストーカーぶりがすごかった〜。
“新作”だけあって、ふだん(?)見慣れた歌舞伎とちがうのにびっくり。書割ないのねー! 大道具小道具的な舞台美術や回り舞台もなく、スクリーン照明程度のシンプル設計。あ、新しい……。他の新作歌舞伎も、似たようなセットなのかしら。
カーテンコールでは、客席から屋号のかけ声が。千秋楽の挨拶は板東玉三郎さんでした。