俺はなでしこ

 はてなダイアリーから、2018年12月に引越してきました

沖縄・3days─だらだら那覇

沖縄最終日。いろいろあって帰りの便は那覇20:15→羽田22:25 と、めさ遅いのでゆっくりできる、はずである。
朝食は優雅に、「沖縄第一ホテル」の沖縄薬膳。壺屋焼や琉球ガラスの器に盛られた、沖縄食材のごはんをゆっくりと楽しむ。実はここも4度目の来訪。お初の同行者には気に入ってもらえたようで、よかったわ〜。

写真には載りきらない小鉢やデザート付。この朝食は、古いけれども小ぢんまりした、風情のあるホテルがやっているが、老朽化のため、秋には移転するそう。壺屋やちむん通りになるとか。残念だなあ。新しい建物になっても、親戚宅のような民家の味わいは残っておりますように。

朝食のホテルから少し歩くと、「栄町市場」がある。牧志よりも小さく、駅前商店街のようだ。きのう、首里郊外の小さなスーパーに入ったときも思ったけれど、サターアンタギーって、観光用ではなく、ふつうに食べられているものなのね。総菜売場なんかに、たいてい揚げたてがあるもの。
午前中のせいか、市場はまだ寝起き、といった感じ。おじいたちが、もやしのヒゲをとって袋につめている。おばあが、茹でた田芋の皮をむいて、売り物にしている。よーく見たら、他の店頭でも、田芋は茹でたのを売ってるのが多いのね! びっくり!
栄町市場を抜け、しぶいスナックの飲み屋街に入り込む。開いたドアの隙間から、「社交飲食街組合」のブリキ板がみえる。昼間じゃないと歩けないなあ、と思いながら、スナックの看板に夢中。「島娘」「あなた」「えがお」「穴婆」「京都」「伊豆」「すすき野」……いつのまにか地名シリーズに。那覇には、こういうストレートな店名が多い。「白衣の店」とか「大衆食堂」とか。わかりやすいのが身上なのか。せっかちなのか?


お昼は国際通りから1本入った、店名のない店で。「沖縄そば」の幟だけで、店名の看板のないおおらかさ。
沖縄そばと、じゅうしい(沖縄の炊込みごはん)のセットを頼む。具だくさんのじゅうしいは、少し脂がまわって、炊込みというより炒飯みたい。おいしゅうございました。


午後は気のむくまま、あちこち渡り歩く。国際通り牧志の市場周辺、壺屋やちむん通りでは飯茶碗も買った。小道をあてどなく進むと、ふっと広い空間に出る。また別の小道に入り、広場と出くわす。そんなふうにして、高台の緑の公園にのぼった。木陰のベンチに座って、さわさわと風を楽しむ。おむかいのベンチでは、おじさん2人が缶ビールをやっている。


18時すぎに空港へ。沖縄空港、すごく綺麗になって、店舗も増えてるのね! 中を見ているだけで、けっこう楽しめる。生鮮食品も、ちょろっと売ってたり。でも飲食店の閉まりは早いよ。ご注意を。
チケットロビー階から、出発ロビー階に入ると、免税店まである。ここは外国? でも見るひまなーい。那覇空港では、かなり楽しく時間を潰せますので、早めに行っても大丈夫ですよ。
羽田に着いて、電車に乗り換えて、あらもう終電? 行きの早朝発から帰りの夜便まで、めいっぱいの2泊3日でした。次は沖縄北部か、離島に行きたいわあ。でも那覇は楽しかった!