俺はなでしこ

 はてなダイアリーから、2018年12月に引越してきました

パリ6日目【リュクサンブール公園、そして帰国】

9/9 (土)、パリ6日目。帰国の日。

朝:リュクサンブール公園 → 9:50、ホテルより、シャトルバスで空港へ
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【帰国便 9/9〜10、機内泊】
パリ  14:00〜香港 翌07:35(CX260便)
香港 翌09:10〜成田 翌14:25(CX504便)

フライトの関係で、最終日の朝は早い。昨日、パン屋「Poilane (ポワラーヌ)」で買った「Chausson aux pommes (ショソン・オ・ポム)」=林檎パイが朝ごはん。林檎の風味がよく出ている、素朴な味だった。パイ生地ぱりぱりー。林檎しっとりー。その後は、9:20まで自由行動。友達はシテ島、こちらはリュクサンブール公園へ。シテ島も捨てがたかったが、どうしてもリュクサンブール公園に行ってみたく、別行動にしてもらったもの。

あー気持ちいい! ホテルのすぐ近くで、8:20すぎには着いた。朝のひんやりした空気が清涼である。公園内を、ジョギングの人が列をなして通り抜ける。いいコースだね。こちらは歩きで、ゆっくり巡る。青い空に、白い飛行機雲がいくつも走っていた。なにもしていないのに、1時間なんてすぐだ。

上記は、傘屋の看板。かわいいね。
ホテルのチェックアウトを済ませ、昨夜頼んでおいた、空港行シャトル・バスが来るのを待つ。近辺の小さなホテルが共同して運行するミニバス(というか、バン)で、ホテルから空港まで乗り換えなしの一直線。これが楽だった。9:50出発だったのだが、30分程度で着いちゃった。行きのロワシー・バス所要時間の、約半分だよ。
しかしその後が長かった。どこもかしこも行列。
免税手続きで長蛇の列。チェックイン・カウンターで長蛇の列。航空券のチェックインだけで、1時間以上並んでました。ディズニーランドかっての。そんだけ並んでいても、係官は増えないし、業務のスピードアップもしない。客も抗議しない代わり、自分の番がくると、後ろにどんだけ並んでいようが自分の権利を主張し、納得いくまで係官とやりあう。そこが日仏(仏に限らないだろうが)のちがいだと思った。日本だと、休憩中の係官も出てきて回転率を高めるだろうし、客も、多少の不満はのみこんで、ことを早く済ませようとするんじゃないかしら。その代わり、待たされる文句は言うかもね。
今回のパリ旅行で思った1点。日本人は、面倒をきらう。多少の無理には目をつぶり、早く結論を出したがる傾向があるのではないかしら。長くなるので、理由はここでは割愛します。
もう1点、別に思ったこと。フランスより、日本の方がオサレ度高いです。いや、ほんとに日本女性はがんばってるって。正直最初、パリジェンヌたいしたことないなーって思ったもん。無地Tシャツとパンツ率、高し。パリにユニクロが出来たら、絶対受けます。パリの女性の着こなしがかっこよく見えるのって、半分以上は体形のせいだと思う。日本人が似たような格好をしたら、部屋着に見られそうだよなー。日本だと、重ね着や小物使いで体形をカバーし、全身に気を遣う人が「オサレさん」として認識される気がします。日本は創意工夫に凝ってるね。パリはシンプル、定番指向? 単に、おしゃれの方向性がちがうだけかな。とにかく、日本の方が、オサレに手をかけていて、「手をかけている」ことが賞讃される、そういう傾向があると思ったです。生まれながらの素美人より、化粧美人の方が「がんばり」が認められてウケのいい構図と同じ?(今、かなりどきどきして書いてるよ)

話がずれた。ようようチェックインして出国審査、出国ロビーへ。内のレストランは1店しか見当たらず、ここでも並ぶ。フランス最後の食事は、クロック・ムッシュを注文。皿でかっ!

定刻通りに離陸して、あとは機内食の旅。キャセイ・パシフィック、今回の一番は海鮮粥。かなりイケたよ。往路便とちがい、復路便ではおもしろいように眠れた。行きよりも時間を短く感じたなあ。睡眠と食事の合間に、映画をとびとび視聴。チャン・ツィイーの「茉莉花開 (邦題:ジャスミンの花開く)」をやってた。チャン・ツィイーが1人で演じる母娘3代の話だが、誰にも共感できなかった。綺麗なツィイーを撮ることに重きをおいた、PVみたいな映画。それと、韓国映画「王の男」最後10分間くらい。どちらも字幕が中国語で、字面で類推しながら観てた。
そんなんで、日本到着。暑ちぃ〜! 京成線で東京まで出たが、車内のほとんどが日本人なのが、なんだか違和感。車内放送の日本語が、なぜか外国語なまりに聞こえる。海外ボケだ。ちょっとした異邦人気分を味わいながらの帰宅。これでパリ旅行は終わった。