俺はなでしこ

 はてなダイアリーから、2018年12月に引越してきました

パリ2日目【オペラ座の腰痛】

9/5 (火)、パリ2日目。初日から移動が多かったので、今朝はゆっくりめの起床。

オペラ・ガルニエ周辺(オペラ座、ギャラリー・ラファイエット、お昼、プランタン)→ パレ・ロワイヤル庭園 → ギャルリー・ヴィヴィエンヌ → …… → 凱旋門シャンゼリゼ通り

この日は記憶がおぼろで、サンジェルマン・デ・プレに行ったような気もするんだけれど、行ってないのかなあ。とにかく、オペラ・ガルニエ(オペラ座)まで、バスで1本。シテ島ルーブル美術館をつっきって、パリの中心地へ向かう。車窓が楽しーい。
10:30頃、オペラ・ガルニエの内部見学。7ユーロなり。客席天井のシャガールが観たかったが、残念ながら舞台のリハーサル中で、ホールには入れなかった。それでも、内は広い。正面の吹き抜け大階段は、本当に豪華な空間だ。豪華すぎて写真に収まらん。ミニ・ギャラリー、休憩室とおぼしき小部屋、資料室と、見応えがあったよ。近くのビルで外装が面白かったのもご紹介。ラグビーの宣伝なのかな?


ここから先は、お買物〜。ギャラリー・ラファイエットや、プランタンなどなど。日本で食品売場といえば「デパ地下」だけど、パリでは地上階や2階だった。モンゴルのデパートも1階だったな〜。写真は、ラファイエットに入店の「ダロワイヨ」のケーキ。シャネルのウィンドウ・ディスプレイも、あんまりかわいくてパチリ。シャネル×ディズニー×レゴ?

お昼は、オペラ・ガルニエそばの「Cafe de la paix (カフェ・ド・ラ・ペ)」。ちょっと高級なカフェなんである。今月は誕生月なので、友達が勧めてくれました。すかさずグラスワインを注文。えへへ。サーモンと季節の野菜です。上品なお味でした。ザク切りの冬瓜がおいしかったあ。13:00〜14:30くらい。

日本企業の多いストリートで日本食材店「京子食品」をのぞいたり、パレ・ロワイヤルの庭園で一休みしたり。パッサージュ(ガラス屋根のアーケード街)のなかでも、特に優美といわれる「ギャルリー・ヴィヴィエンヌ」をのぞく。入口が地味で目立たず、あやうく通り過ぎるところだった。みんな建物が似ていて、困っちゃう。平日昼間で、人は少なめ。思ったより小ぢんまりしていた。


ここで緊急事態発生。ギャルリー・ヴィヴィエンヌの前後で、腰痛がごまかしきれなくなってきた。昨日は、ときどき揉めば痛みが和らいだので、「一晩寝ればよくなるさ」と思ってたのに。実際、朝は平気だったのに〜。加えて、のどの腫れがひどかったため、のど中心の薬にしたら、腫れが改善したかわりに風邪が進行したらしい。視界が狭くなり、腹痛もしてきた。腰の痛みが及んだのか、腹自体が痛いのか判別する余裕なし。右脇下腹部で、虫垂炎だったらどうしよう……と、こういうときは悪いことばっか考えちゃうのね。あぶら汗が出てきた。まずい。足取りが遅れ、痛みで顔が般若だ。
ときどき「大丈夫?」と声がけして、様子をみてくれていた友達が、本人以上にヤバイと思ったらしく、ものそい真剣な表情で「カフェで休もう」と言ってきた。広場に面したカフェで、絞ったレモン果汁に水と砂糖を加える「Citron Presse (シトロン・プレッセ)」を頼む。けっこういいロケーションで、コンコルド広場だと思い込んでいたけれど、実はルーブル美術館前でした。気づいたのは3日後。どんだけ頭まわってなかったんだ。

休めばよくなるはずが、臨界点を超えたらしく、ぜんぜん腰痛が引きやしない。もうすぐ18:30だ。本当なら、いまごろ凱旋門シャンゼリゼ、夕飯の店、余裕があればカフェで〆のデザートのはずだった……覚悟を決めて「たぶん、もう無理」と告げた。先に帰る。でも今日行かなかったら後日もなさそうな、凱旋門だけは見たい。「凱旋門を試しに行って、もし調子が戻れば予定通り、やはり無理なら先に帰宿」とする。
さあ、凱旋門シャンゼリゼ通りだ。
凱旋門までは、メトロの出口からせいぜい200メートルちょいだが、やっぱ無理。歩道から望んで終了。しかし根性で、出口真横の「ルイ・ヴィトン」本店に入った。ディスプレイが面白いとのこと。店内はほとんど観光客らしく、カジュアルな服装の人が多かった。
ヴィトンを出たあとは、別行動。自分はメトロで帰宿。薬局で湿布を探したが見つからない。だいたい「湿布」って、英語でなんて言うの? 店員さんに聞く余力なし。ホテルの部屋で横になったら、だいぶ楽になった。友達が気遣って、夕飯を買ってきてくれたが、どうにも眠くて、口に入らない。一口食べては寝、二口食べては寝。……結局、残りは明日のご飯にしてしまった。申し訳なし。寝る。よくなりますように。