俺はなでしこ

 はてなダイアリーから、2018年12月に引越してきました

作為なき三枚目

最初のページで遭遇した、生理的に気持ちわるいシーンで「ごめん、あれは読めないわよ」と言われた、文芸雑誌「文學界」一挙掲載の松尾スズキ著「クワイエットルームにようこそ」。半年後の今日、「ごめん、結局あのあと、全部読んじゃった」と告白されました。えー!

それとはまったく関係なく、新大河「功名が辻」の検討会をお昼に開催。「なんすかあれは、『若紫』ですか! きっもー!」「いやいや、一豊と千代は、実際に年の差カップルだったからね」「年の差をいうなら、舘ひろし織田信長と、榎本明の藤吉郎でしょう。実年齢を越えすぎ」青年・一豊のお付も、ほんとに“爺や”で、ドラマ全体に若さがない。「あれはね、……“上川シフト”なのよ。青年期の一豊を演じる上川さんが、少しでも若く見えるよう、他の役者の年齢を上げてるのよ!」
上川シフト!
いや、その発想はありませんでした。しかし言われたときに爆笑、納得。大河における一豊(上川隆也)の、ボンボンというか、抜けぶりというか……予告編で流れた「お主、まだ居ったのか!」が、妙に面白かった。まだ駆け出しの頃、キャラメルボックスでコミカルな二枚目半だったという上川さんて、こんな感じだったのかしらん。