俺はなでしこ

 はてなダイアリーから、2018年12月に引越してきました

芝居強化月間・第1弾「パリアッチ」

こぐれ修さん宛の花

昼間はお芝居「パリアッチ」。新宿を流し歩いて、夜帰宅。TVをつけたら、「スターウォーズ 帝国の逆襲」をやっていた。もちろん観る。スターウォーズは明日にまわして、まずは芝居の感想から。

クリオネプロデュース「パリアッチ (pagliacci)」

7/9 (日)、14:00、於・新宿スペース・ゼロ。上演時間は2時間20分ほど。
「こぐれ修 様  初日御祝 20th Century 与利」と、花が来ていた。トニセンから、こぐれさんに花、て、トニセンの舞台に出てたっけ?

さて、舞台初日。ついでに作・演出の倉持裕さんも、お初です。クドカンの前に、岸田戯曲賞をとっているのね。
オペラの客席VIPルームを舞台にした、バックステージもの。冒頭の役者のやりとりが、どうも硬い。動きや間(ま)が、翻訳劇調、芝居芝居してる。初日だからか、舞台がオペラのせいか、そういう演出なのか、よく分からない。ただ、話が回りはじめると気にならなくなった。といいつつ、ときどき「演劇的」。
端正でオーソドックスなつくり、緻密な印象。こんなに人数いなくてもいいけど、全員関わりあっているから、いないと困るのね。短いエピソードをつないでいって、一本のこよりを作った感じ。倉持さんて、即興エチュードを大切にするタイプかなー (と、テキトーなことを書いてみる)。ま、初見ですから。鳥の演出はうまいですね。全然、どこから出てきたのか分からなかったよ。

今回のお目当ては、最近よく名前を聞く「ペンギンプルペイルパイルズ」倉持裕の作品を一度観てみたかったのと、役者陣では伊達暁と小林高鹿。伊達ちんの、堅気のスーツ姿が新鮮でした。髪もなでつけちゃってるわ。マネージャー役だけど、ダンスホールの支配人みたく見える。
高鹿さんは、「真昼のビッチ」での嫌みな二枚目が好みだったのだが。川べりの話は好き。今回は玉置孝匡さんがよかった。さらうな〜、このひと。
こぐれ修さんは、うざい持ち味が出てました。よくも悪くもうざい。申し訳ないけれど、郷本直也さんの役の「大寺」は、なくても成立するのでは。郷本さん自身を云々いうものではなく、その役柄が特に必要とは思えなかったのです。瀬戸カトリーヌが綺麗でした。

仮チラシのときの題名は、末尾に「!」がついて「パリアッチ!」になっていた気がする。アパッチ野球軍嗚呼!!花の応援団あるある探検隊
「細山」が着るジャージに、なんじゃこれはと思ったけれど、後から「パリアッチ」の意味を調べて、意図がわかった。遅いわ!

●参考「パリアッチ」の意味(ネタバレにつながるので注意)
 http://www7.airnet.ne.jp/art/ez2/o/work/Pagliacci/Pa5.html(「オペラ名曲辞典」HPより)
 http://www.bekkoame.ne.jp/~sakazaki/bcc/bcc23.html(「osamu sakazaki's home page」内の「bcc」より)
 http://www.geocities.jp/music_yomoyama/pagliacci.htm(「音楽よもやま話」HPより)