大阪で「SHIROH」を観る【上】

西へ！
お江戸東京から新幹線で上阪、来たよ大阪ウメコマ劇場。もう一度。もう一度だけ観たくて、9：03発「のぞみ」に乗った。東京の空は暗く、ぽつぽつ雨に泣いていたが、熱海を過ぎたあたりから急に明るむ。お弁当を食べ、うつらうつらするうち、新大阪11：40着。見事な晴天。
写真は、梅田コマ劇場。今年4月1日から、併設の劇場シアター・ドラマシティと並んで「梅田芸術劇場」になるそうで、「KOMA」の文字を記念に撮ってみました。隣のドラマシティでは、藤原竜也くん・鈴木杏ちゃんのロミジュリを上演中です。さて、お目当ての芝居「SHIROH」の感想は後回しにして、その前後の出来事をられっつ。

●劇場に行くため、百貨店の地下食品街を抜けたときのこと。弁当コーナーに、おそらく行楽用であろう、「やまなみ弁当」を発見。
「ふふ」と口許がほころぶと、背後の女性二人連れも「ふふ、やまなみさん弁当」「ふふふ」。同志よ！ 山南さんが好きなあなたは、沖田認定といたします。

●開演前、劇場のロビーで「アカドクロ」DVD映像が流れていた。横の女性二人連れの会話。「あ、アカドクロ」「あれよかったなー、でも買うほどじゃないねんな」「古田がね」「でぶ」「立ち回りにスピードないねん」「ぜーはー言いよるねん」同志、よ……。あのー、東京楽日の古ちんの百人斬りは、気合いが入ってたらしいですよ。辛口でバッサリ斬るあなたは、鴨をやりこめた桂小五郎認定といたします。このときのわたくしは「弱点をつかれると途端に弱い」と抜かす、新見錦でよろしく。

●合間25分間の休憩。東京で購入を見送ったパンフレットを、いそいそと買いに行く。席に戻る途中、ドア付近の女性二人連れが、顔を上気させて「いいね〜！」と言い合っていた。「やー、もうカッコいいわぁ。素敵やわぁ。また観たいわぁ」「これで、歌さえなければね〜」
!?（←少年マガジン風に）
歌NG……も、もしかして、上川さんのことですか!?*1　あなたがた、上川ファンじゃなかったの!? 「私はどこまでも近藤さんについていく」と言ったじゃない！ そんなあなたは山南さん認定といたします。

●終演後、人波にのって駅まで歩く。前を歩いている女性二人連れが、楽しそうに言っていた。「粟根さんと池田さんがさ〜」このセリフだけで十分。そんなあなたは、左之助認定といたします。

そんでま、駅前をぶらついたあと、カレーを食べて新幹線乗車。18：40発「のぞみ」。行きも帰りも、車内は空いていた。ビール500ml缶を買いこみ、席につくと同時にMDをON。今まで我慢してきた、ライブ盤「SHIROH」を解禁。ああ、なんて幸せ。休憩を含めると4時間ちかい作品だけれど、ちっとも長く感じなかったわ。大阪まで来てよかった。そして列車は夜を、東へ。

*1:id:orenade:20041227参照。