俺はなでしこ

 はてなダイアリーから、2018年12月に引越してきました

デイゲーム・スタパ、ナイター・ライブ(その1)

今日は渋谷に来ております。NHKスタジオパークで、大河の収録一般観覧ですよ。
前日、スタパに電話して、大河の収録の有無と撮影開始時間を問い合わせた。「はい、大河ですね。11日の日曜は13時からの予定です」さすがに終了時間は「わかりません」。よーし、13:00に渋谷集合だ!
……しょっぱなから、20分の遅刻。先に来ていた友達2人に平身低頭、本当に申し訳ない。
NHKに着き、200円の入館料を払う。1階出入り口では、お子さま相手のイベント開催中で、着ぐるみとお子さまが踊りくるっていた。気圧されながら、エスカレーターを下って、収録スタジオをめざす。

スタジオは4部屋あり、そのうちの一つが大河用だった (その他、朝ドラやバラエティ用など)。地下1階にある吹き抜けスタジオを、中2階の見学窓から見下ろす格好である。見下ろしても、舞台セットが組んであるので、見えるのはセットの屋根くらい。役者さんが屋内のシーンを撮りおえ、路地の外に出てきて初めて「つむじが見えるかもね」という程度だ。ために、観覧者たちは、窓の上方に据えられた「1カメラ」「2カメラ」「3カメラ」のライブ中継TVで、今どんなシーンを撮っているかを、ひたぶるに見つめるのであった。
もちろん、糸たちもTV画面を注視しましたよ。優香(質素な町娘風だったから、すでに“大夫の妹”なのかも)と香取近藤の、おそらく妾宅の場面でした。撮影にかかる前に、スタッフが行灯や障子の具合、ライティングなどに気を配り、それから役者さんがスタンバイする。リハーサルの合間にちょこちょこ化粧直し、服のしわ伸ばし。撮影時間よりも、その方が長いんじゃないかと思わせる。撤収はあっという間で、すぐに次の舞台づくりに取りかかり、画面のすみっこにしか映らないような路地にも、砂をまいてリアリティを出そうとするスタッフの面々。頭が下がります。その間、役者さんたちはひたすら待ち、髪を直され、化粧を直され、これは大変だ。思った以上に、撮影に時間がかかっていることがわかりました。

しばらく優香&局長のシーンが続いたので、ちょっと離れ、壁に貼られた、大河出演者たちのサインに見入る。脚本の三谷さんから堺山南、獅童捨助、おひでちゃんまで20人近くはあったんじゃないかしら。
友達が「斎藤鴨さんはあるのに、お梅さんの色紙がない…」本当だ! あってもいいのに〜。ついでに、おひでちゃんの色紙は、勘太郎平助と、藤原総司との間にあると面白かったね。直筆は、各人の個性が出ていて、見るだけで楽しい。三谷さんのは、添えられたコメントが素敵。
予想を裏切り 期待に応える 三谷幸喜
名前部分は、和田誠さんの字とそっくりで、そこもなんだかほほえましかった。

時代劇スタジオの一画は、現在の大河スタジオセットを再現したもの。年末年始に放送されたメイキングVTRを流しっぱなしにし、実際に大河で使用された衣裳や、書き込みのある台本などを展示してある。これはこれで、興味深かった。

お土産コーナーを物色したあと、またスタジオ見学窓に戻る。お! 優香&局長に加え、ぐっさん永倉と佐之助が! 山本土方とOJ斎藤が観られなかったのは残念だけど、ひとまず、これでよしとしましょう。井上源さんも、ちょろっと観られたしね。
スタパを出たのは、16:45すぎ。大河中心にみてきたけれど、他にも、過去大河、朝ドラの写真や、スタジオパーク出演者の写真・色紙、アフレコ体験など、けっこう楽しめる場所でした。子連れが多かったのが意外。出入り口の、お子さまイベントのせいだったのかしらん。