俺はなでしこ

 はてなダイアリーから、2018年12月に引越してきました

懐かしのバターケーキ

上面の2色クリームがバターです

3月は、趣味の講座も春休み。温泉行きてええEEE!(いつも温泉オンセン言ってます)
しかし今回は割と本気で、日帰り温泉でもいいからどこか行こうかな、と思っていたのです。湯河原? 真鶴? 箱根、それとも日光? しかしそれも、会社のロッカーに財布を置き忘れてきたことで、すべて潰えたのでした。土曜日なのに、会社まで財布を取りに行かねばならないとは……ううう。
珍しく早起きして家事をかたづけたあと、会社まで往復し、無事に財布を確保。やはりロッカー内にありました。ほっとした!

なんとなく気分がよくなって、自宅周辺の洋菓子屋さんでケーキを購入。ひな祭りを模した、昔懐かしのバターケーキ。若い人は知らないでしょうね、「バターケーキ」。ここではパウンドケーキではなく、生クリームの代わりにバタークリームを使ったケーキのことを言います。バタークリームケーキと言えばいいのかな? でも私が小さい頃は「バターケーキ」と呼んでいたので、これで通します。あしからず。
私が小学校低学年〜中学年くらいまでは、けっこうあったんですよ、バタークリームを使ったケーキ。なぜ覚えているかというと、私が小学2年生のときの誕生日ホールケーキが、バタークリームだったのです! 母親が「ふつうの店舗より安いから」と、ケーキ工場?みたいなところに私を連れていき、注文したんですよ。お店の人から「生クリームにしますか、それともバターで?」とでも聞かれたのか、「バターケーキでいいです」と母が答えたのを覚えているんです。
帰り道、母がバカ正直に「生クリームのほうが美味しいだろうけど、バターケーキのほうが安いからいいわよね」なんて言うんですよ。当然、小学2年生は暴れるわけですよ。「ヤダー! 生クリームがいいー!」「わがまま言わないの!」「ヤダー!」「じゃあ誕生日ケーキ買わないのと、バターケーキとどっちがいいの!」「…………」いま思い出してもヒドイ話ですな。最後は恐喝ですよ実の母親がしかも我が子の誕生日ケーキをケチっとる。まあ私、小さい頃は癇が強くて、我ながら可愛くない子供だったからしかたないけどさー。
げに恐ろしきは食い物のウラミ。私は筋金入りの食いしん坊 (グルメとは違うけど) なので、よいも悪いも、食べ物関係はしつこく覚えているんですよ。
そんなわけで、小学当時はよい思い出のなかったバターケーキ、大人になってから「どんな味だったけ」と、たま〜に思い出します。それが店頭に出ていたものだから、つい買っちゃったんですよ。
そうそう、バタークリームは、生クリームに比べて固めなんだよね〜、そういえば少しコクがあったっけ、と、だんだん蘇る懐かしの味。しかしバターなだけに、満腹になるのも早い。大人は皆で切り分けて、少しずつ頂くのがちょうどいいかもしれませんね。