思い出はいつも美しい

このあいだの日曜の日記を更新（id:orenade:20091206）。

今日はいい天気！　でも布団を干すひまもなく、趣味の講座へ。講座と講座の合間、ちょっと遠出して「赤丸ベーカリー」というパン屋さんに行ってみた。地図が簡略すぎて分からず、住所でカンをつけてぶらり道行き。下町のような路地があって、迷い歩きも楽しいものだ。で、ようやく着いたパン屋さんは、食パン以外ほとんど売り切れ。夕飯のアテが外れてしまった！　せっかくだから、揚げパンを1個だけ買い、夜食にする。次は惣菜パンに挑戦したいな。
帰り道、雑司ヶ谷の鬼子母神にお参り。黄葉もかなり落ちて、木々も冬支度だ。それにしても、私は神社が好きだなあ。原風景は、青森にいたころの小学校帰り道だと思う。小さな神社があって、石畳の参道、阿吽の狛犬、秋には銀杏の枯葉。お向かいの店は家が古く、厚みが不均一な昔ながらのガラス引戸で、のぞき込むと、波を打ったガラスに縦横にのびた自分の顔がうつる。角にはコロッケ屋、ひとつ30円だったか、50円だったか。たまあに買い食いをして、できたての熱々をほおばる。思い出のコロッケはいつも美味しい。思えば遠くに来たもんだ。