俺はなでしこ

 はてなダイアリーから、2018年12月に引越してきました

出羽三山バスツアー・1日目【湯殿山、酒田の街】

母のお伴で出羽三山、1泊2日の旅。添乗員さんがついて、全部バスが回ってくれる、お手軽バスツアーです。ごはんは2日目の朝食のみで、あとは各自自由。全食付きとちがい、好きなの食べられるからいいね。
朝8:00出発、10分前には指定の場所に集合。母と待ち合わせて、結局7:30頃に着く。ねみー。バスに乗り込み、高速SAで小休憩を3回はさみ、5時間ほど乗ったかな。昼食はバス内でお弁当。

出羽三山」とは、月山・羽黒山湯殿山の三山の総称。いずれも霊山であり、修験道のお山だ。
母が三山めぐりを考えついたのは、おそらく根がミーハーなのと、国内のメジャーどころは大体押さえたので、ちょっと違うアプローチをしたかったのだと思う。熊野古道も「済」だそうですハイ。

さて、湯殿山へ到着。この大鳥居から、専用のバスに乗り換えてご神体をめざす。その周辺は禁域で、写真は不可です。昔はこのお山で見聞きしたことは、他言無用だったとのこと。古にならい、書くのは控えさせていただきます。
次は、宿泊地でもある酒田へ。山居倉庫(さんきょそうこ)と欅並木を見学。

倉庫の裏手すぐ、川が流れている。北前船で栄えた街らしい。商路のつながりから、江戸よりも京・大阪の文化が強いですね。

16:30前後にホテル着。ひと休みしたあと、酒田の街を散策する。18:00〜20:00まで、たっぷり2時間ほど歩きましたよ。

ちょうど夏祭の神社に遭遇。巫女さんらしい神主さんが祝詞を唱えていた。露店は近所の氏子さんたちらしく、お母さんやお父さんが焼きそばを作ったり、串刺しのこんにゃくを売っていたりする。1本、こんにゃくを買ってみたら、東北らしく味が濃かった。右の写真も同じ神社。盆踊りの真っ最中。流れているのは「酒田音頭」。

酒田は、やたらと寺が多い。しかもみんな立派だ。この街には昔、本田さまという大金持ちの商人がいて、その家主が寄付をし、酒田を盛り上げていたらしい。回船業って儲かったんだなーと、実に現金な発想が浮かぶ。街自体も、京の影響なのか、実に優雅であります。文化というのは、地味に根づくものですな。そんな街に突如出てきた「酒田マンガ図書館」。この中に何があるの!