俺はなでしこ

 はてなダイアリーから、2018年12月に引越してきました

大晦日、2007年総括

駅前イルミネーション

昨夜より帰省。昨日の夕食はレバー炒め。
昨日と打ってかわり、おだやかな晴れの日。まず、スーパーで買い出し。午後一時台だったので、駐車場が空いててラッキー。ビール、鍋の具材、蕎麦、甥姪用の菓子などをカートの籠に入れていく。帰宅後、隣の祖父を茶に誘うが、ちょうど昼寝中で断られる。
晦日の夕ごはんは、あんこう鍋。一杯やるうちに (おっさんくさいな)、紅白が始まる。今年の司会は鶴瓶と中居くん。マッスルミュージカルGacktの影虎Live、中村中さんがよかった。蕎麦を食べるころには、格闘技とのザッピング。そしてNHKゆく年くる年」。父が「やっぱりこういうのが落ち着くよな〜」と言い、前は「NHKはいつもこれだ」だったのになあと思う。年かなあ。年だな。自分はもともと、NHKのコレは好きだからいいんだけどね。TVに「0:00」の時報が映り、「明けましておめでとうございます」。なごやかな年越しに、ちょっとぴっくりするくらい。スムーズだったなあ。
ところで、2007年総括は後日です。すみません〜。

2007年総括

さて、今年の抱負は「想」。じっくり見定めて考えたいなあ、という思いからだったが、できたかしらん。見定めるところまではいかなかったな。
私事の多い年だった。身内親族の変動。観光とはちがう海外旅行。
まず、甥っ子の誕生。これはめでたい。とてもお世話になった伯父の逝去。これは悲しい。父の大腸ポリープもあったなあ (問題なくてよかった)。人の生死が、年々重みを増してくる。親世代との関わり方や、“子供”の立場からは関係のなかったことも、だんだんに見なくてはならぬことを、ほんの少し実感した。ひとことで言うと「年くった」ですな。やだやだ。
海外へも2回、イタリアと某アジア。イタリアは初の海外ひとり旅で、某アジアは趣味の関係。趣味のほうは迷ったが、行ってよかった! 別にお誘いを受けて、2月に沖縄にも行ったっけ。鯨見たわー。船酔いしたわー。例年より多くの時間を、自分ひとりのために費やした気がする。
私個人の話ではないが、友達の海外引越しもあった。別の友達も、親とのお試し同居を始めたり、仕事を再開する子もいたり。みんな、がんばってます。えらい。

今年の観劇数は18本。新感線「朧の森に棲む鬼」、松尾スズキ版「キャバレー」が印象深い。「犬顔家の一族の陰謀」は、クドカン木野花さんが楽しかったけれど、もっとネタものに徹するとなおよし。いのうえさんの「朧〜」に対して「TOMMY」がイマイチなのと、松尾さんの「ドブの輝き」が残念なのに「キャバレー」はよかったという対照。二人の演出家の、ミュージカルに対する考え方のちがいが面白い。
山本耕史の「ヘドウィグ」初演、「the Last 5 Years」再演もあった。山本ヘドは、結局、性をどう捉えたいのか見えなかったな。山本君がまじめに取り組むだけに、彼本来のヘテロセクシャルが役のじゃましてた。「L5Y」は、その男視点が生きてた。
映画は9本。アキ・カウリスマキ初体験でした。いいねー、アキ! すっかりファンになったよ。邦画は、阿部サダヲ初主演「舞妓haaaan!!!」を観たよ。サダヲさんの一般人気にびっくり。松尾さんの監督第二作「クワイエットルームにようこそ」も観た。
展覧会は、7本。特筆すべきは「ヘンリー・ダーガー展」と「チャップリンの日本」。ダーガーの生の絵は、本の印刷とはダンチに迫力だよ! 個人が隠したい煩悩まるだし世界に、土足で入ってしまった心地悪さが味わえます。チャップリン展は、個人の趣味。でもけっこう人が入っていたらしい。実は地味にファン層あついのね、チャーリー。
あと、夏目漱石展が面白かった。
Liveはね、SMAPなかったねえ! 氣志團は今後、どうするつもりなのかしらん。