俺はなでしこ

 はてなダイアリーから、2018年12月に引越してきました

イタリア8日目【帰国】

イタリアのパトカー。白パトもあり

4/30 (月)、イタリア8日目。今日で帰国。写真は、イタリアのパトカー。白パトもあったよ。


Roma 12:05 発→Milano 13:20 着(実際には遅れて、12:40→13:50)
Milano 15:15発→成田 翌10:05着(パイロットの病欠で2時間遅延。17:00頃の離陸→翌11:25着陸)

7:00起床。8:00にルーム・サービスの朝食、9:00にタクシー。外は雨。緑と雨に濡れたカラカラ浴場跡が、車窓から見えた。アッピア街道周辺は、緑が多くて美しい。9:40、フィウミチーノ空港に着いた。
フィウミチーノ空港は、ターミナルA (アリタリア専用)、ターミナルB〜C (他航空会社) に分かれている。双方間は距離があるので、タクシーの運転手さんには、先に降りるターミナルを告げておくといい。チェックイン・カウンターの場所は、航空会社ではなく、乗る便によって変わるようだ。モニター画面で、カウンターNo.を確認のこと*1
出国審査のあと、2階のカフェテリア経由で、地階のゲートに降りるしくみ。2階よりも地階のほうが、すべてにおいて店(免税店含む)が充実しているので、さっさと地階ゲートに降りるべし。

Milano乗継では「乗務員が来ないので遅れます」と、2時間近くの遅延告知。日本人女性の乗務員が、説明に大わらわだった。軽食のバウチャーをもらい、近くのSnack Barでピザとコーラ。このBarに向かう途中、荷物をコロコロ引いてやってきた乗務員(イタリア中年男性、スーパーマリオ似)が「君たち日本便? 今きたよー、すぐtake off しよう!」と明るく言うので、その場にいた日本人が全員混乱。結局、散った乗客を集めるのは無理だから、2時間後は確定で、ということになった。この件、日本到着前に「パイロットの一人が突然の病欠で、他空港から代わりの乗務員を呼び寄せた分、遅れてしまった」機内アナウンスあり。初めて遅延を経験しちゃった。

最後に、イタリアの感想補足。
イタリアのゆるさが、過ごしやすかった。あまり緊張しない、開放感がある。テラコッタ色の建物が多いせいか、暖かみがあり、街に圧迫感がない。適当に植えている感じの、緑の多い街並みもいい。私はどうも、緑がないと息苦しくてかなわないようだ。
トイレの洗面所の水の出具合が、おもしろかった。手かざし自動流水には、2つのタイプがある。「水が流れっぱなしで、なかなか止まらない滝水派 (例:フランス)」と、「ちょろちょろで、すぐ止まる節水派 (例:日本)」である。どちらに出会うか、イタリアは半々くらいの確率だった。そもそも、自動流水率が半分だ (ふつうに蛇口をひねる式も多い)。
南欧つながりで、今まで行ったスペインとギリシャの背格好(わりかし低め)を想像していたら、意外とイタリア人は背が高かった。特に男性はガタイがいい。髪の色も、スペイン・ギリシャは黒髪優勢だが、イタリアは黒髪から栗色、ブロンドまで幅ひろい。ただ、フランスと比べると、肌色はうっすらオークル。肌なじみがあるせいか、イタリア・ファッションの配色などはフランスより好きかも。
イタリアの子供の顔は、ラファエッロの絵そっくり! 女性も、ラファエッロやボッテイチェリみたい。鼻筋がほそくて、目もとは小さく優しく、おちょぼ口。美術の教科書で見慣れたルネッサンスの女性たちが、今はマックスマーラやフルラをまとっているのね。

残念だったのは、ローマで地下鉄に乗る機会がなかったこと。大型スーパー・マーケットに行くひまもなかった。レジ台のベルト・コンベアーを体験したかったな〜。
ローマの遺跡は楽しかったが、遺跡満足度からいうとギリシャが上。というかギリシャ最強。ローマほど街なかに点在してはないけれど、ギリシャ遺跡の放置のされ方は、ほどよいんですよ。自然のなかにあるのがいいのね。
それと腰痛。航空会社や機体に関係なく、初日から腰にきてがっくり。ヴァンテリンが役に立っちゃったよーやだやだ。クセになっちゃったのかしら。ヤダヤダ。
ほか、いちいち書かなかったけれど、移動の合間に、よくBarで立ち飲みカプチーノエスプレッソを楽しんだ。ジェラートも食べました。リコッタ・チーズ、ピスタチオ、メロン、レモン味。ガス入りの水も飲んだよ。慣れると悪くないかも。だらだら書き継いできた旅行記も、これにておしまい。長文を読んでくださって、ありがとうございました。

*1:アリタリアは、コードシェア便がほとんどなので、モニター画面だけ見ると、他航空便名になっているときもあるので、びっくりするかも。コード便名も違うからややこしい。その場合、「時間」「行先」の2点で、カウンターNo.をチェック。