俺はなでしこ

 はてなダイアリーから、2018年12月に引越してきました

toilet

お昼どきの無駄話で、海外のセントラルヒーティング(全室暖房)って、各室ごとでよくね? 無駄じゃね? 非エコじゃね? 京都議定書にサインしろー! と盛りあがったところで「あ……」思い至った。日本の温水洗浄便座、無駄に電気つかってるわ。フタすら自動開閉。トイレに人感センサー。MP3再生機能。セントラルヒーティングがどーのと言えません。
しかし、日本の技術の粋をあつめた結果がトイレとは、やはり国民性なのかしらん。快適・節水・節約・清潔に賭けてますよ。TOTOがウォシュレットを開発したとき、社内モニターを募って着座時のおしりの位置を測ったり、ビデ機能搭載で社員がストリップ小屋に通い、女性の局所を研究したりと、製品開発まで妙に求道的なのも日本ぽい。
そんな日本のハイテクトイレは、海外から来た人に、めっさウケるらしい。「YouTube」で、“Japanese Toilet”を検索すると、かなりの数がヒットする。みんな楽しそうにトイレの紹介をしているのね。シャワーノズルがするする出てきてハハハ! ノズルから温水がぴゅーと出てきてヒューヒュー! さて、外国人ウケのダントツであるシャワーノズル以外で着目されていたのが、「手洗いタンク」と「大/小」。そういえば、外国のトイレの水洗レバーは特に区別なく、一方向に回していたような……。手洗い場所も含めて全部一室ですませようという発想、水量節約にはげむあたりが、ウケるのかしら。流水擬音装置(「音姫」が有名ですね)も、日本独特らしいし*1、トイレから国民性が見えますねー。便座カバーも、外国人には理解の外でしょう。昔の電話カバーを思い出すわあ。日本は覆う文化? 風呂敷が広がりすぎて、たためませんのでここでお開き。

YouTube」より、外国人のウケっぷりをピックアップ。3点とも音あり、注意。
YouTubeJapanese Toilet ←ホテル
YouTubeThe technologically advanced Japanese toilet ←一般のご家庭
YouTubeCrazy Japanese Toilet ←たぶん飲み屋
おまけのWikipedia
http://en.wikipedia.org/wiki/Toilets_in_Japan

*1:2006年3月11日付「エキサイトニュース:『音姫』から知る日本人のトイレのこだわり」より。
http://www.excite.co.jp/News/bit/00091141883411.html
「実はこのトイレの音を気にするのは、世界的にみて日本人が圧倒的に多いのだそうで『音姫』は日本でのみ販売されている。『日本女性の独自の羞恥心なので、海外からいらした女性は日本のトイレに擬音装置があることに驚かれています』と後藤さん。」そうなのね〜。