俺はなでしこ

 はてなダイアリーから、2018年12月に引越してきました

好きな道

自分は職人気質に弱い。「○○ばか」と言われかねないくらい (褒め言葉ですよ)、好きな道に打ち込むのって、いいなあと思います。
イラストレーターの和田誠さんは、描くのが好きで好きで、仕事の絵でもすごく幸せそうに描くらしい。外に連れ出そうとすると、悲しそうな顔をして、あれこれ理由をつけて家で絵を描いていようとすると、奥さんの平野レミさんが言ってました。この夫婦の馴れ初めはすごいよ。ラジオ番組に出ていたレミさんの声を聴いた和田さんが「お嫁にしたい」と伝手をたどり、会ってから1週間で結婚。その頃、いろんな人から言い寄られていたレミさんは、結婚するなら生き字引みたいな人と思い、「宦官」について答えられた和田誠さんを選んだそうです。
芝居の演出家、いのうえひでのりさんが学生時代、急須にまで「芝居をやりたい!」とマジックで書きこんでいた話も大好き。大阪芸大後輩の筧利夫さんが、どこかで語ってました。(出典覚えてない……)
漫画家の藤子・F・不二雄さんも、やっぱり漫画一筋なのね。学校を出て、いったん製菓会社に就職したFの藤本弘さんは、指に怪我をして「これでは漫画が描けなくなる」と3日で退社。それだけ強い思いがあるって、おそろしくも素晴らしい。藤子不二雄氏のポートレートがWEB上で公開されていたので、リンクさせていただきます。
 ●作家シリーズ「井上鋭昭」――漫画家を撮る(「社団法人 日本写真文化協会より)