俺はなでしこ

 はてなダイアリーから、2018年12月に引越してきました

DVD鑑賞会【行き】〜観た飲んだ聴いた

お彼岸の3連休に突入。春の陽気まっさかりの本日は、「新選組!」DVD(+関連VHS)鑑賞会である。14:30の待ち合せで同好の士が集まり、会社の先輩宅へ。初めておじゃましたが、優美なお宅でうらやましい限り。お茶をいただきながら、さっそく山本耕史出演「BOYS Time」のビデオを流す。宮本亜門演出のミュージカルで、主演は藤井隆、2000年の公演。
始まって5分たったろうか。…………ぬるい!
歌を見せるためにあるような、ぬるいストーリー、という一番嫌いなパターンである。こういうの観るたびに思うのだが、下手なストーリーはいらんから、いっそ歌と踊りのみのショー仕立てにしてほしいですわ。「早送りしてぇっ!」とうずうずするが、まだ始まって10分もしてない。自制するも、体は正直ですね。握りこぶしに力が入り、硬直した肩が小刻みに揺れる。不審人物。と、「我慢しなくていいから」と、笑いながらビデオのリモコンを手渡された。
以降、合間あいまに早送り。
上のように書くと、ダメ〜な感じだけれど、要は肌合いがあわないのです、スミマセン。面白いところもありましたよ。「BOYS」が海で遭難し、救命ボートに乗り込んだ場面とか。役者の一人がせつない心情を吐露した直後、山本君がギターをつま弾き歌いだしたのには、吃驚を通りこして笑いだしちゃいました。あまりにも「らしい」んですもの。
山本君は、主演の藤井隆君とならぶ扱いで、要所要所で舞台をシメてます。佐藤隆太君と森山未來君も出演していて、二人はこの舞台がメジャー・デビュー。知らんかったよ。隆太君はオーディションで受かった「期待の新人」で、劇中の歌や踊りも、すごく一生懸命で初々しかったです。りきんで振りが大きいのが、かわいいわあ。未來君は、最年少ながら恐ろしくうまい。一言でいうと、光ってました。

その後、「土曜スタジオパーク山本耕史君のビデオ鑑賞。2004年7月10日の収録で、池田屋直前の頃。今見ると、顔つきがどこかきびしい。「武田観柳斎とケンカした頃?」「組のために鬼になったあたりだよ」「飲みの席で、『みんな俺のことキライなんだろ!』と言ってた頃だね」と類推。でもねー、話が局長のことに及ぶや、ほたほたと笑んで照れるのはおかしすぎ。なに柔らかく返してるんですか!
同じビデオの中にあった、「スタジオパークからこんにちは中村有志さんの回も、そのまま視聴。岩倉具視を演じた方で、24時間いつでも芸のことを考えているような人でした。「新劇」「軽演劇」と、なつかしいフレーズが出てきたなあ。

ここでいったん休憩。おいしい居酒屋まで飲みに行く。

気がついたら、3時間くらい飲み屋でおしゃべりしていた。あわてて帰宅。というかお泊まり。ようやく、本来の目的である「新選組!」DVDの第1話を観る。「慎吾ちゃん、痩せてる〜」「ここの副長の手つきが、今にも手品を始めそうで……」「試衛館って、落ち着いて見ると、わりかし貧乏。壁や障子がすすけてるね」何度観ても、あらたな発見のあるドラマです。
あっという間に日付が変わり、お楽しみは明日に持ち越し。最後のデザートに、副長出演のロック・ミュージカル「RENT」、日本キャスト版CDを拝聴。いい曲だ。