俺はなでしこ

 はてなダイアリーから、2018年12月に引越してきました

初・劇団四季

劇団四季ジーザス・クライスト・スーパースター

8/25 (水)、19:00開演、於・浜松町(竹芝)にて劇団四季劇場 [秋]。
初めての劇団四季です。演出に歌舞伎の隈取りや所作を取り入れた、“ジャポネスク・バージョン”の方。別に“エルサレム・バージョン”もあるそうですよ。劇場内はきれいで、売店や整理・警備のスタッフもよく教育され、物慣れた様子。

キリストが十字架にかけられるまでを描いた作品だけど、パロディ要素が高いかと思っていたら、全然そんなことなかった。かなーり真面目な内容です。
こうした本格的なミュージカルは初めてなので、驚きの連続。セリフ+歌かと思っていたら、全編、セリフは音楽つき! そこまでせんでも〜、というくらい。もとはアメリカの翻訳ミュージカルなので、ときどき日本語の節(ふし)が歌と合わないのはご愛嬌ですね。
遊び人のカブキ者・ヘロデ王登場の場面に、一番客席が沸く。ラスト近く、ユダ→キリストへの、愛憎なかばした告白は、「『一番理解してるのは自分』『愛している』? きゃー、ユダってそうだったの!? だからマグダラのマリアに対して『あのような女を近づけて』って言ったのねー」と、腐女子のわたくしをイタズラに喜ばせる結果に。

終演後、カーテンコールが5回くらい。ぱらぱらとスタンディング・オベレーションが起こる。スタンディングは小劇場系でもあるが、文化のちがいを感じたのは、客席から投げられた「ブラボー!」の声だった。さ、さすが外国翻訳ミュージカル! 劇団四季! こういう「ブラボー!」を聞くと、歌舞伎の「○○屋!」という掛け声を思い出してしまいますねー。客席の年代は幅広く、男性(4〜50代くらい)も多かったのが印象的でした。