俺はなでしこ

 はてなダイアリーから、2018年12月に引越してきました

常任理事国

米国務副長官:「9条、日米同盟の妨げ」−−国連安保理常任理入り、改憲が条件に(「毎日新聞」2004年7月22日付)

細田官房長官:常任理入り、現憲法に立脚し国連に働きかけ−−米国務副長官発言受け(「毎日新聞」2004年7月22日付・続報)

現在の国連・常任理事国は5カ国(アメリカ・イギリス・フランス・ロシア・中華人民共和国)です。国連安全保障理事会安保理)は、
 常任理事国5(改選なし、任期無制限)
 非常任理事国10(任期2年、改選あり、選挙区あり)
の15カ国で成り立っています。常任理事国の特権のひとつは「いつでも常任」ですが、それをバックにした、さらに強力な特権があります。

拒否権」。(「早稲田大学法学部水島ゼミHP」よりリンク)

安保理の決議では、9カ国の賛成(常任理事国5すべてを含む) が必要です。ここでもし、常任理事国が1国でも拒否権を行使すれば、他国全部が賛成していても、その決議は否決となります。国連の力なんて、常任理事国の拒否権ひとつで覆されるものなのね。
で、日本は現在、常任理事国入りをめざしているのですが……そこで冒頭の記事です。ああ、やだやだ。

最後に参考リンク。
国連常任理事国に日本がなったらYomiuri On-Line/読売年鑑2002)
●平和立国の試練:第5部 「名誉ある地位」とは その1その2(「毎日新聞」2004年6月7日、8日付)←日本の2005〜6年・非常任理事国GETまでの経緯など