俺はなでしこ

 はてなダイアリーから、2018年12月に引越してきました

漫画版しか読んでません、ごめんなさい

会社のひととお昼、「マリみて」の話になった。
マリみてっつーのは、コバルト文庫好評発売中『マリア様がみてる』の略称なわけだが、カトリック系お嬢様学園が舞台。
大正・昭和初期の少女小説にあった「お姉さま」がタイムワープしてきたかのような、清く正しく、ちょっと百合しい乙女たちの女学園もの*1である。上級生と下級生の間で結ばれる、独特な「姉妹(スール)」制度にやられたアキバ系男子が多いとか多くないとか。

女子3名で話していたところ、下記のような違いが発覚した。
 ・女子校出身者←違和感なし「むしろ懐かしい」
 ・共学校出身者←違和感あり「きもい (←うわー)

そりゃ確かに生徒会の名前が「山百合会」で執行部は「薔薇の館」、お姉さまたちの呼び名は「紅薔薇 (ロサ・キネンシス)」「黄薔薇 (ロサ・フェティダ)」「白薔薇 (ロサ・ギガンティア)」なんつーのは、お話の世界ですが。*2*3

高校3年間、糸も女子校だったので、マリみての世界には特に抵抗感を感じない。
「女ばっかだったよなー」「女同士でチョコ交換してた子(お遊びでやる友情の証)もいたなー」「きれいな先輩は人気あったなー (名前は覚えてないけど)」と、しみじみ思い出したり。

ところで、男子諸兄はマリみてのどの辺りに萌えるのだろうか。やおいに群がる腐女子の気持ちがわからない男子の気分だわ。

*1:池田理代子おにいさまへ…』も、忘れちゃいけない。

*2:聖心女子学院には「エンジェル制度」があるもよう。寄宿舎で「エンジェル(先輩)」が「チャイルド(新入生)」の世話をする。

*3:マリみてと好対照なのは、川原泉笑う大天使(ミカエル)』。名作。読め。