俺はなでしこ

 はてなダイアリーから、2018年12月に引越してきました

水戸・偕楽園

好文亭を臨む

会社の人と話が盛り上がり、梅見に水戸は偕楽園へ。初・水戸です。
偕楽園HPでは「六分咲き」だったが、体感的には三〜四分咲き、といったところ。梅は種類によって咲く時期がちがうので、早咲きは満開だが、普通〜遅咲きは蕾のままだったため。しかし人出は多くにぎやかで、咲いている梅は少なめでも楽しかったです。今年は、
行きの電車から、弁当を買ってビール。この時点で楽しい。
梅祭りの時期の土日で、偕楽園前の臨時駅に停車。元旦に明治神宮前に停まるようなものね。これまたお得で楽しい。
偕楽園内の出店をチェック。梅ソフトクリームがあった。食べなかったけど楽しい。
光圀公が建てたという「好文亭」を拝観。数珠つなぎの列がベルトコンベアーのように進む。「光圀公が作ったというのに、中の説明板は烈公(斉昭)ばっかりじゃん!」とツッコミを入れるのも楽しい (と思ったら、建造者は烈公でした。お恥ずかしい〜)。以下略。

偕楽園外の梅林も散歩。近場の湖では、白鳥の船がたくさん。みんな、湖上は寒いのに……ガッツだぜ。ここらで遅いお昼 (15時)。同行者は光圀ラーメン、自分は納豆御膳を注文。「光圀ラーメン」は最近、水戸ががんばっている(らしい)ラーメンの名称で、「日本で一番最初にラーメンを食べたのは、光圀公」から来ているらしい。光圀公が作らせたラーメンを、原題風にアレンジしたそうで、中華の薬膳ぽいお味でした。納豆御膳は、納豆とごはん、納豆味噌汁 (意外にイケる)、地場産の天麩羅、地元のナントカ豆腐。同行者が「うっ」と唸り、「ラーメンに梅干し入ってた……」と言うのと、自分が「うっ」と固まり、「天麩羅が梅干しだった……」と言うのと、ほぼ同時。梅干し天麩羅は一品だけだったが、口に入れた瞬間「ぐにゅ」っていったよ。ぐにゅって。

お昼のあとはタクシーで常磐共同墓地。格さんのお墓や、天狗党の合祀墓地があります。タクシーの運転手さんから、墓地の隣の「二十三夜尊」の話などを伺う。二十三夜尊のあたりは、昔は栄えていたけれど、今はそうでもないとか。こちらが女性ということで言葉を濁していたけれど「浅草の浅草寺と一緒」「色街がね……」ははあ、なるほど。


お参りも済ませ、16:30。帰るにも夕飯にも早い。ひと風呂浴びて帰ろうと、近場のスーパー銭湯にGO。ほんとは温泉がよかったんだけど、なかったのね。
ここで頼んだ運転手さんもいい人で、水戸の名産やうまいもの、おすすめスーパー銭湯などを教えてもらう。箇条書きすると、
・最近オープンした「御老公の湯」がおすすめ
・「黄門さま饅頭」がおいしい。駅の土産物屋にはない (光圀饅頭のことかも)
あんこう? もともと「うなぎ」を出してた料亭が、あんこうを出してるね
・てか、水戸は江戸時代から「うなぎ」が専ら。もちろん国産、牛久(うしく)あたりから来るね。白うなぎが美味
・蕎麦もうまいねー。茨城は蕎麦おいしいよ
・全国の名物で、本当においしいのは3割程度 (観光バスもやる運転手さん談)
もともとは、うなぎなのかー! 道理で、偕楽園レストハウスに「ひつまぶし」があるわけだ (いや、本来は名古屋だけど)。勉強になりました。

運転手さんに勧められた「御老公の湯」は、ゆっくりする時間がないので今回は遠慮することに。「やまの湯」で降ろしてもらう。
これが、基本料金は安いんだけど……石鹸もドライヤーも、すべて有料! 「スーパー」銭湯=石鹸やドライヤー、化粧水くらいはサービスで置いてあるだろうと思っていたが、甘かった。まあ、基本料金が500円程度だから、こんなもんかー。これまた勉強。
20:00ちょい前に、JR水戸駅。土産物コンコースが閉まる直前で、すべりこみセーフ。「水戸の梅」買いましたよ。梅や紫蘇が好きな方には、おすすめの菓子です。大好き。帰りの弁当を買い、〆にビール。楽しき日帰り旅行。