俺はなでしこ

 はてなダイアリーから、2018年12月に引越してきました

知らぬ間に……。

ライブドア関連で売り注文殺到、午後2時40分、東証が全銘柄の売買停止。システム破綻を恐れての事前の措置は、初めての措置ですって。
世の中はそうでも、お昼の話題は、昨夜発表された第134回芥川賞直木賞だったりする。芥川賞は「沖で待つ絲山秋子さん、直木賞は「容疑者Xの献身」東野圭吾さん。芥川賞候補となった、松尾スズキさん「クワイエットルームへようこそ」は残念でした。
こうした賞の候補作について、自薦か他薦なのか、ちょっと書いておく。簡単にいうと、「公募している賞」は自薦。要は投稿ね。すばる文学賞 (集英社主催)、サントリーミステリー大賞 (出版権は文藝春秋)、江戸川乱歩賞 (日本推理作家協会主催、出版権は講談社)、地方の文学賞松山市主催の「坊ちゃん文学賞」等)などが、公募の賞です。
一方、公募というかたちではなく、賞を制定した側で、巷の作品群からふさわしい作品を選び、授与するかたちがある。この場合、受賞作を選考、決定するのは、主催の出版社に審査を依頼された、選考委員である。つまり他薦。芥川賞直木賞はこちらに分類される。吉川英治文学新人賞山本周五郎賞新田次郎文学賞なども同様。アレね、キャッチーなセールスで「おめでとうございます! 何万人の中からただ一人、あなたは○○のモニターに当選されました!」と、いきなり知らんとこから電話がかかってくるのと、ちょっと似てるかも。全然ありがたみがちがうけど。
で、直木賞の話になりました。「東野圭吾さんのお顔はかっこいいのよ」作品と関係ないし。東野さんのお顔を知らないので、「石田衣良さんとくらべて、どちらがイケメンですか」と聞いたら、困った顔をされた。朝のニュースの、アナウンサー服装チェックみたいになっちゃった。