俺はなでしこ

 はてなダイアリーから、2018年12月に引越してきました

仕事納め

怪我した手の指

本日にて2005年の仕事納め。カッターで切り貼りの最中、ピッと指に繊糸の走った感覚がした。白いものが撥ねとんだ。指の腹の肉だった。
すぱっと切れましたね。普通の市販のカッターなのに、切れるものなんだ! 身離れた瞬間は、意外と痛くないもので「あれ?」てなもの。血も一拍おいて出てきた。そこからが痛いんだ〜。心臓より手を上にやり、指の根本を輪ゴムで巻いて血止めをしても、赤インキみたいな血がどんどん出てくる。とりあえず絆創膏を貼り、外科へ。午後は休診で、先生も帰っちゃったって。街頭を手の指高く一本立てて、宗教の人みたいな格好で行ったのに、使えねえー!
しかたなく、薬局で経緯を説明し、傷薬と減菌パッド、包帯など一式そろえて会社に戻った。で、社のひとに処置をしてもらったのが写真です。パッドが分厚く、包帯も多めに巻いてもらったので、指の先がヘラみたいになってますね。漫画によくある、ドアに挟んでイチチな指みたい。
幅13ミリ、深さ1.5ミリくらい、切りとっちゃったかなあ。白いのが見えてるし、真皮を少しもってかれたもよう。身離れた一片は、最初はみずみずしく、その形のまま盛り上がっていたが、20分もたつとひしゃげて固くなっていた。エイヒレみたいな感じ。漫画『寄生獣』のあとがきで、作者もナイフで似たような目にあったけれど、元通り肉が盛り上がって再生した、って書いてあったのを思い出す。大丈夫だいじょうぶ。ついでに、松尾スズキさんの『読んだはしからすぐ腐る!』も思い出す。松尾さんが橋本じゅんさんと共演したとき、板の上で、じゅんさんがナイフで指の腹をがっつり飛ばしたのだ。うつろな目で指をチューチュー吸ってる、じゅんさん。お察しします……。
そんなわけで、納めの日なのにビールも飲めず (血行がよくなるから)、カラオケ行きました。早く帰れよ。