ウエスト・サイド・ストーリー
映画でだけ観たことのあるミュージカル「ウエストサイド物語」を、360度客席が回転する劇場で観てきました。
[原案]ジェローム・ロビンス
[脚本]アーサー・ローレンツ
[音楽]レナード・バーンスタイン
[作詞]スティーブン・ソンドハイム
[初演時演出&振付]ジェローム・ロビンス[演出]デイヴィッド・セイント
[振付リステージング]フリオ・モンヘ
[エグゼクティブ・プロデューサー]ケヴィン・マッコロム(Alchemation)、
ロビン・デ・レヴィータ(Imagine Nation)、
吉井久美子(John Gore Organization)
9/5(木)19:00開演、於・豊洲「IHIステージアラウンド東京」。ブロードウェイからの来日公演です。
ブロードウェイ・ミュージカル版を観て、映画版がいかに舞台に忠実に作られていたかが分かりました。あの、冒頭の登場シーン! 舞台まんま! 感動!
まあよく出来てる。バーンスタインの音楽が、これまた素晴らしいのね。改めて「すごい」と感じました。で、思った以上にダンサブルな舞台。ダンス合戦のシーンは、観ているこちらまでワクワクしちゃいますね。
もちろん、映画は舞台と少し変えているところもあります。「アメリカ」の歌は、映画版だとアメリカを貶す男性陣と称賛する女性陣だった気がしますが (うろ覚え)、舞台では女性の間で、その問答歌が行われていました。自分、意外と映画版覚えてたんだなあ。
と思っていたのですが、ラストシーンで「あれ? 映画版ではマリアはどうなってたっけ」と全然覚えてなかったことが判明。あらら〜。
今回の舞台の味つけとして、最後の幕が降りてから、各地の紛争の場所・日時を次々と投影して本当のラストにしていました。諍いは終わらず、各地で今もトニーとマリアの悲劇は続いている、と訴えているのでしょう。
21世紀となってもなお上演されるのには、それだけの完成度と内容があるのだと思わされた舞台でした。楽しめましたよ!