カナヘイ展&ポーの一族展
「カナヘイ展」と「ポーの一族展」を観に、松屋銀座まで行ってきました。
カナヘイさんのイラストは、皆さんどこかで目にしたことがお有りだと思います。
プロデビュー15周年なんですね! この展覧会は、写真撮影OKの場所が多く、展示方法も考えられていて、楽しく観て回れました。
客層は思ったより幅広かったけれど、やっぱりメインは20代〜30代かなあ。休日のせいか、カップル率高し。いまどきの男の子は、女の子に優しいねえ。二人で仲よく写真を撮りあっている子たちが多く、微笑ましかったです。
カナヘイさんのことをあまり知らず、うさぎとビスケのイメージしかなかったのですが、漫画も描かれていて、それがまた鋭い視点なんですよ。Kawaiiだけじゃないの。若い世代から支持を得るのも納得でした。
カナヘイ展のあとは、お隣のフロアで開催中の「萩尾望都 ポーの一族展」。萩尾望都さんのデビュー50周年記念だそうです。
原画がたくさん展示されていて、もうこれだけでも来てよかった!と思えました。ホワイトをかけた部分や、線の強弱、繊細さが伝わってきます。完成までの逡巡や思い切りが垣間見られるのが、生原稿のいいところですよね。
客層は40代〜60代がメイン。そりゃそうでしょう(笑)。とはいえ、若い人もちらほら見かけました。宝塚で舞台化されて、それから興味もった人もいるのかな?
作品原稿だけではなく、予告カットの原画も多数展示。それらにいちいち「返却希望」と書かれているのに興味をそそられました。そう書いておかないと返却されず、散逸するのが分かっていたんだろうなあ。予告カットにいたるまで、作品を大切にされていたことが偲ばれます。
「ポーの一族」は最新作の原稿も展示。「ポーの一族」以外の作品も、少量ながら展示されていました。「ゴールデン・ライラック」の見開き扉絵が展示されていて嬉しい! この作品、好きなんです。