俺はなでしこ

 はてなダイアリーから、2018年12月に引越してきました

バリ島のワヤン「人喰い王の改心:スタソーマ物語」@京成高砂・崇福寺

人形遣い(ダラン):梅田英春
ガムラン演奏:サンディア・ムルティ

4/8(日)13:30開場、14:00開演、於・崇福寺 (葛飾区、京成高砂駅)。最初にワヤンの説明が10〜20分ほど、本編が2時間強、だったかな。


友達に誘われて、バリ島のワヤン・クリッ(影絵芝居)を観てきました。
ワヤンというと、ジャワ島のが日本では知られていますが、バリ島にもあったんですね〜! 題材(ラーマーヤナ物語、マハーバーラタなど)は同じでも、影絵に使う人形のフォルムや伴奏など、ちょこちょこ違っていて面白かったです。
ワヤン・クリッ(影絵芝居)は、民族楽器ガムランの演奏で、平面的な人形を動かして古語で語るものです。人形は、ジャワ島は水牛の皮で、バリ島は牛だったかな? 説明があったけど忘れてしまってスミマセン。ジャワ島の人形は意匠的だけれど、バリ島のはもうちょっと人間に近い感じ。演奏も、ジャワ島のは歌がけっこうあるけれど、バリ島のは歌はなく、ジャワに比べてかなり賑々しいです。
古語なのはたぶん、どちらも同じなのかな。バリ島では、道化の人形が話すシーンだけ現代語だそうで、そこで今どんなふうに話が進んでいるか、観客にわかる仕組みだそうです。ジャワ島では、影になっている方ではなくて、人形遣いのいる方で見る(影ではなく、華麗に着色された人形の動きを見る)のが一般的だそうですが、バリ島では、影絵になっているスクリーン側で見るのが大勢だとか。バリ島の人形も華やかなんですけどね、両者の違いが面白いです。

チラシによると、今回の上演「スタソーマ物語」は14世紀にバリ島で書かれた古ジャワ語の叙事詩だそうです。主人公のスタソーマはブッダの生まれ変わり、との設定だそうで、会場がお寺さんなのもあってピッタリ!
今回、人形遣いと語りをつとめるのは梅田英春さんで、ガムラン演奏はサンディア・ムルティさんです。古語の部分は、語りの流れと語調を生かして日本語化せず原語のまま語り、道化の現代語の部分のみ、日本語で語る方式でした。それは分かるな〜、日本でも平家語りや歌舞伎の古い作品を現代語には直せないでしょう。同じことですよね。
ジャワ島のワヤンは見たことがあったけれど、バリ島のは初めてです。ガムラン演奏の激しさにびっくり! 古語の語りが、声明みたいでカッコよかったです。
今日はこのあと、趣味のイベントが18時からあるため、誘ってくれた友達とお茶をしたいところでしたが、涙をのんで移動。どちらも楽しかったです。