俺はなでしこ

 はてなダイアリーから、2018年12月に引越してきました

有休で美術館

昨日の木曜日は勤労感謝の祝日、今日の金曜日を休むと、続けて土日で4連休。
はい、有休とりました! やったネー。
せっかくの平日休みなので、土日は混んでいそうなところに行ってみました。上野にGO!

まずは、中野京子さんの「怖い絵展」@上野の森美術館
怖い絵展
ツイッターを見ると、休日は入館まで2〜3時間超えになってきている、怖い展覧会です。朝イチで行けば大丈夫でしょ、ああでも思いつきで決めたからチケット買ってないや、スマホ入場できるよね……って、できないんかーい!
事前にチケット用意していなかったせいで、このあと、痛い目を見ました……。
プレイガイド系のコンビニ発券で買うと、発券手数料がかかるからヤダナーと、上野駅か、上野公園の案内所で買うことにしたのですが、これが間違いだったわ。どちらも、すんげーーー並んでる。駅構内のチケット販売所の並び具合を見て、上野公園の案内所に行ったら、そっちも同じくらい並んでて泣いた。購入まで30分かかった。買ったとき「120分待ちですがよろしいですか?」と聞かれ、実際に行ってみたら、150分待ち(2時間半)だった。泣いた。
スマホにヘッドホンで音楽聴きつつ並んでいたから、なんとか耐えられました。午前中は天気もよく、暖かかったですしね。上野公園の紅葉が、なかなか綺麗でした。帰りに撮るつもりが、午後は曇って雨降ってきたのが予想外だったな〜。
さて、ようやく入場できたので、珍しくイヤホンガイド借りようとしたら、ここでも20分待ち。諦めて、そのまま観ることにしましたよ。
さて、肝心の展示内容ですが、とにかく人が多すぎ! まあ、私もその一員なのですが。列は進まないわ、絵画は見にくいわでストレスがたまり、楽しいより疲れました。上野の森美術館て小さめだし、動線がイマイチだから、もともとあんま好きじゃないんだよね〜。やっぱりか!てな感じ。
ハーバード・ジェイムズ・ドレイパー「オデュッセウスとセイレーン」がよかったな〜。そして本展の目玉作品、ポール・ドラローシュの「レディ・ジェーン・グレイの処刑」がさすがだった。正直、これを観られたから来た甲斐があったというもの。観るまではなんとも思ってなかったのですが、いざ目にしたら、すごく迫力がありました。天地2.5メートル×左右3メートルの大きさは伊達ではなく、劇的な緊張感のある絵でした。

入館までに2時間半、鑑賞に2時間弱で、美術館を出たのが14時頃だったかなあ。ちょうど公園内で、伊賀の物産と飲食の屋台が並んでいたので、オム焼きそばを買って食べました。ここで小雨が降ってきたのよなあ。
「怖い絵展」が、人に揉まれて終わってしまった気分だったので、もう1か所くらいちゃんと観たいと思い、上野公園の入口近くにある西洋美術館へ。こちらは館内が広いから、混んでいても見やすいだろうと踏みました。正解だった!
北斎とジャポニスム ―HOKUSAIが西洋に与えた衝撃
はい、「北斎ジャポニスム」展です。先月末に両国で観た北斎がよかったので、ふらりと入ってしまいました。こちらも混んでいたけれど、人溜まりはそれほどなく許容範囲です。楽しく作品を観られました。これ大事だよね〜。

ジャポニスムだけあって、印象派の絵画が多かったかもしれません。アールヌーヴォーのポスターやガラス工芸も展示されていましたよ。どれも脇に、元ネタと思われる北斎の絵が、ちんまり並べられているのが面白かったです。これは観てよかったなあ。

せっかく西洋美術館に来たので、常設展示のほうも冷やかしてから、さて夕飯をどうしましょうか。もう18時を回っていたような……。
なんとなく今日は贅沢をしたい気分だったので、西洋美術館内のレストラン「すいれん」で、ビールと洋食をいただいてまいりました。ランチタイムでないと、高いのねえ。