俺はなでしこ

 はてなダイアリーから、2018年12月に引越してきました

ダリ展@国立新美術館

趣味の講座のあと、六本木まで行ってきました!
会期終了直前のダリ展です。
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絵画だけではなく、宝飾品や舞台装置デザイン、書籍、映像など約250点を集めた、10年ぶりの大回顧展です。日本では過去最大規模だそうですよ。
ダリについては、学生時代の美術の教科書以上の知識はなく、「ぐんにゃりした時計」「アリ」「ヒゲ」程度しか知らないので、いい機会だから行ってみるかー!と思ったのです。でも、会期終了間近なのもあって、混んでました。夕方なら少しはマシかと思ったけれど、それでも20分待ちでしたね。
ダリの初期作品からモダニズムシュルレアリスム、ガラとの出会い、第二次世界大戦によるアメリカ亡命時代、そこから派生した舞台美術や服飾・宝飾デザイン、そして原子力時代における芸術の模索 (科学と神秘主義)、晩年の作品までを展示。

初期作品は、印象派の影響が大きくて、ある意味時代を感じさせます。ピンクがたくさん使われていたなあ。どう見てもマチスの「ダンス」な作品とか、ちょっとルネ・マグリット風なのもありました。まあ、このへんのはまだ10代か20代初め頃で、まだ学生時代です。
モダニズムは、あれですよキュビズムみたいな絵が多かったですねえ。
次にシュルレアリスム。ここいらで、例の時計やらアリやら、ダリといえばお馴染みのものがバンバン出てきます。イメージ通りのダリ、とでも言えばいいかな? シュルレアリスムも当時の流行りで、常に最新を取り入れようとする貪欲さを感じました。
ただ、ダリという人は、自分の気に入ったモチーフを何度でも使うタイプだったようで、そういう記号めいたイメージが、以降の作品にも頻出します。
シュルレアリスム以降は、ある程度自分の絵が固まった感じ。だまし絵のような、トリックめいた作品が目につきました。後半は、書籍の挿絵が多かったです。バレエの舞台美術や衣装デザインなども手掛けていて、こういう仕事は、本人もなかなか楽しかったのではないかしら。奥さんのガラの手腕なのでしょうか、商業的にも成功して、ダリが商品として消費されていくように見えました。

常に新しいことを求めていたのか、自分が古臭くなることを恐れていたのかは分かりませんが、後年の作品(1979年)で、なにか装置を仕掛ければ立体視できる絵画がありました。この頃にもう、3Dを意識していたんですね。
混雑を避けようと夕方からの鑑賞にして、時間がタイトだったのと人出の多さで、ゆっくり見られなかったのが残念。それだけ人気なのね〜。

最後に、ここだけ写真撮影ができるコーナーに立ち寄りました。
皆さん、美術の教科書等で見たことがあるのではないでしょうか。

これが……。
  ↓

こうなる!

だまし絵、トリックの世界。壮大なマジック、それがダリなのかも。