俺はなでしこ

 はてなダイアリーから、2018年12月に引越してきました

久しぶりの映画です

映画「殿!利息でござる!」

阿部サダヲ瑛太松田龍平と、私の大好きな役者が出ていて、評判もよろしい映画。会社の先輩をお誘いし、会社帰りに観に行きました。
仙台藩にある貧しい宿場町を舞台に、町の窮状を救うにはどうしたらよいか、「藩に金を貸して、その利息で藩への年貢を支払えばいい」とウルトラCな発想でがんばる人たちの話です。仙台藩主に、フィギュアスケートの羽生君が扮したことでも話題になりましたよね。
感想は「思ったより説教くさいな〜」です。ポスターを見ると、すごくコメディのように思えますが、意外と真面目だったわ。笑いも各所にありますが、「当時、武士階級でないと傘はさせなかった」とか、ちょいちょい江戸時代の身分差別を暗に批判する文脈が出てくるんですよ。
正直、私はいらないと思いました。そういう映画じゃないでしょ。だって江戸時代だよ? 幕末ならいざ知らず……現代社会への批難というわけでもなさそうだし、なんだかね。私、時代劇は時代劇らしくしてほしいです。中途半端な説教はいらない。やりたいんなら、白土三平でやるくらいの気概で取り組んでほしい。
そういうのを除けば、まあ「いい話」だったと思います。それなりに面白かったですよ。妻夫木くんの役、めっちゃ美味しいわ〜!