俺はなでしこ

 はてなダイアリーから、2018年12月に引越してきました

カラヴァッジョ展@上野・西洋美術館

趣味の講座が終わったあと、上野の国立西洋美術館まで「カラヴァッジョ展」を観に行きました。
会期が明日で終了で、滑り込みセーフ! 延長開館で、夜20:00までやっていたおかげで鑑賞できました。
caravaggio.jp
カラヴァッジョは、ルネサンス後期のイタリア人画家で、私は「女占い師」くらいしか知らなかったんですが、いざ観てみると、けっこう「どこかで観たことあるなあ」という絵が多かったですね。「メデューサ」など、驚いた顔(画家本人がモデル)が面白い。
http://jp.blouinartinfo.com/news/story/856672/xin-tanakaravuatuziyozuo-pin-nodan-sheng-zhen-yan-gawen
カラヴァッジョ本人の絵画は11点の展示でしたが、同世代や影響を受けた画家たちの絵画もあり、そちらも面白かったです。光と影のコントラストが綺麗ですし、ちょっと下世話な主題(「女占い師」に見られるスリとか)も、当時の庶民層を思わせます。モデル料が高かったから、友人の画家や自分をモデルにして絵を描く=お顔がみんな似てる、というのも楽しい。
しかしそれよりも、カラヴァッジョの絵で思ったのが「エロい」ということ。キリスト教を題材にした絵画でも、どこか官能的なんですよね。
最近発見されたという「法悦のマグダラのマリア」が、世界初公開されたのがこの展覧会なのですが、こちらも、ぞくっとするほど官能的でした。