俺はなでしこ

 はてなダイアリーから、2018年12月に引越してきました

初詣

本年の幕開けは、ほんに穏やかな晴天。1月とは思えない暖かさです。
初詣に、根津神社へお参りしてきました。東京では、つつじで有名な神社ですが、母が「谷中・根津に行ったことがない」というので、日暮里下車→徒歩でお参り→そのまま上野に出て帰宅、と、ちょうどよい散歩コースにもなるかな〜と。
家を出たのは13時前後だったかな。日暮里で山手線を降り、谷中銀座から行こうかと思ったけれど、母が谷中霊園を歩いたことがないと言うので (そりゃそうか)、谷中霊園から回っていくことにしました。公園型墓地といえばいいのかな、開放的な造りで明るいんですよね。明治時代のえらそうな肩書き付きのお墓が多く、「おおおー!」という気分になります。
谷中霊園を途中で抜けると、だんだんに寺町の趣きが出てきます。途中で「谷中七福神」の幟 (のぼり) を立てたお寺さんがありましたので、ちょいと参拝。母はなかなか物見高い性格なので(笑)、さっそく若い人に「そのガイドマップはどこでもらったんですか?……そう、駅なの〜。私たちも駅でもらってくればよかったわねえ」などと、のたまっておりました。若い人は、いきなりオバーサンに聞かれて、ちょっと戸惑ってました。

谷根千は観光地みたいなものだから、元旦でも店が開いてないかな……と思いましたが、やはりほとんどが休業中でしたね。団子坂まで出て、「江戸川乱歩の『D坂殺人事件』の団子坂だよ」と言ってみたものの、乱歩に興味のない母は「ふーん」。それより「なんでこんなにお寺が多いの?」うん、それは私にも分かりません。谷根千はお寺多いですよね。
てくてく歩くうち、根津神社に着きました。むかーし、つつじを観に来たときは猿回しが来ていたけれど、今日は来ていなかったです。屋台が少し出ていました。骨董屋さんが露天を開いていたのは土地柄かしら。
思ったより参詣の行列が長くて、やっぱり小一時間かかりましたね。でも、浅草や川崎等にくらべると、列に並んでいるのは地元界隈から来ている人が多そうで、待ち時間ものんびりした雰囲気。
目ざとい母が「社殿に『卍』が使われてるわ」と指摘。神仏習合の名残なのかもね、と話しながらお参りします。

少しお腹が空いたので、神社近くの喫茶店でお茶を飲みました。地元ローカルの喫茶店らしく、喫煙席が残っていました。軽食メニューも手作り感あふれており、ちょっと楽しかったです。

ここから先は、上野公園を目指して歩きます。意外と近かった!
不忍池に出ると、スワンボートがたくさん浮かんでいました。スカイツリーがけっこう間近に見えて、なんだか得した気分です。

不忍池から上野公園に上ると、寛永寺の清水観音堂に出ます。ちょうど拝観時間が終わる頃合でしたが、ここから「月の松」の輪っかを眺めると、不忍池の弁天堂が輪っかの中に納まる仕掛けで、江戸の人も粋なことをするねえ。
上野公園に来るのも久しぶり。「上野の森 Park Side Cafe」は元旦でも開店してるのね〜。スタバの「コンセプトショップ」の一店でもある上野恩賜公園店も満員でした。
上野の駅ビル構内を案内し、お年賀の菓子をいくつか買って、駅ナカへ。駅ナカもちょこちょこ見てから、帰りの電車に乗りました。今年は思ったより、ゆったりと遊べたかな。地元の駅に着いて、いなげやで夕飯の惣菜買っていこうとしたら、休みだった! 去年は開いてたのに〜。少し遠回りですが、ダイエーで買って帰りました。