俺はなでしこ

 はてなダイアリーから、2018年12月に引越してきました

年賀状書き

2015年最後の日曜日、掃除そうじ。
足りなくなった年賀状を買いに行き、ティラミスを食べながら本文を書いていく。なんとか書き終えました! やった!
本屋に寄り、平台を冷やかす。ここのところ、あまり小説を読んでないなあ。
最近、ようやく読み終わった本。

紋切型社会――言葉で固まる現代を解きほぐす

紋切型社会――言葉で固まる現代を解きほぐす

せっかく観点はいいのに、「放言」で終わっているのがもったいない。その先が知りたいのです。皮肉の修辞が多く、目がすべる。まわりくどい、当てこすりの鼻につく文章になりがちで、うーん、個人的にはこれだと「床屋政談」の域を出ないですね。
自分の半径5メートルからモノを言っている章が多いので、私の周りにそういう人がいないと「そうかあ?」となるのも弱い。こちらは、ネットの文章が初出なのでしょうか、それとも書き下ろしなのかなあ。書き下ろしだとしても、全体の色調がネット記事っぽかったです。
しかし、この本が藤原新也によりBunkamuraドゥマゴ文学賞を受賞したのは分かる。可能性を評価したのでしょう。この本は批評というより、饒舌な詩のようだと私は思いました。