俺はなでしこ

 はてなダイアリーから、2018年12月に引越してきました

春画展

春画展ポスター

SHUNGA 春画展@永青文庫

文化の日です。だからというわけではありませんが、話題の「春画展」に行ってきました。「週刊文春」がグラビアページに画を載せて、編集長が3か月の強制「休養」を取らされたやつですよ。
春画を一堂に会する展覧会は、日本ではお初とのこと。先立つ2013年に春画展を開催した大英博物館も特別協力し、海外からの里帰り展示は18点 (うち大英博物館蔵5点)。
主催者は元首相にして現在は趣味人の細川護煕氏です。会場の「永青文庫」ってどこやねん、と思ったら、目白台にある一軒家ふうの建物で、もともと熊本藩細川家の屋敷の一部なんだとか。なるほど。

http://www.eiseibunko.com/shunga/

かなり混んでいるという噂を聞き、遅めの15時半過ぎに行きました。
学習院より先の目白台まで出向くのは、本当に久しぶりです。目白から都バスに乗り、日本女子大学を過ぎ、椿山荘前で下車。入場規制はなかったけれど、やっぱり混んでましたね。みんなしっかり見る(笑)から、なかなか列が先に進まないの。
観客は老若男女、幅広い年齢層でした。若い人のほうが多めだったかな。会場(永青文庫)も閑静な住宅街の一劃で、大きな庭木の下に建っているから雰囲気あるんですよ。すごく大きな建物というわけでもなく、個人宅におじゃまして見せてもらっている感じがします。
で、肝心の春画ですが、いや〜、すごいですね。リアルとデフォルメの共存ですよ。面白うて、やがて悲しきユーモアですね。
「触手」ネタの祖ともいえる、葛飾北斎の「蛸と海女」は、複製拡大パネルでの展示でした。大ダコと小ダコが女を嬲っているやつね。他の会期に行けば、現物が見られる(た)のかなあ。

1時間ちょっとで拝観完了。もう少し空いていたら、もっとじっくり観られたのでしょうけれど、しかたないですね〜。
帰りは池袋まで歩いて帰りました。途中、小料理屋「いり江」で早めの夕飯をいただきます。ポン女の前にある大邸宅の表札が「田中」で、そうだった、こちらは田中角栄邸だったと思い出したり、目白通りを横に折れ、雑司ヶ谷鬼子母神の脇を通って明治通りに出てジュンク堂に寄ったり、ゆったり帰りましたよ。