俺はなでしこ

 はてなダイアリーから、2018年12月に引越してきました

本屋さん

先月2月23日に、実家の地元の駅前書店が、閉店しました。
隣市に本店がある、地元発祥の本屋さんで、私が小学生の頃からある馴染み深い店だったんですよね……。和田慎二先生(「スケ番刑事」が有名ですね)の漫画「ピグマリオ」を買ったり、参考書や、受験の赤本を買ったりしました。そういや、初めて自分で買った単行本(文庫じゃないよ!)も、この店だったなあ。
帰省して本や雑誌を買うときは、なるべくその本屋さんで買っていたのですが……最後に買ったのが「TOKYOウォーカー」年末年始号。なんか締まらない最後だな。

そんなこんなで、出版不況を噛みしめていますと、今度は「池袋リブロ本店」が今年の6〜7月頃に閉店だというじゃありませんか!
報道されてからしばらく経ちましたが、覚え書きとして記しておきます。

http://mainichi.jp/select/news/20150304k0000m040157000c.html
リブロ池袋本店、閉店へ 書店「ニューアカの聖地」 | ハフポスト
「聖地」リブロ池袋本店が閉店へ そうか、そんな事情が... : J-CASTニュース

リブロといえば、西武=セゾン文化が華やかなりし頃、西武の書籍事業部が分離した出版社「リブロポート」とともに一時代を築いた書店ですよ。
流通業も流動・再編が激しい世界ですが、西武も、いまやセブン&アイ・ホールディングスの傘下となりました。
上記のリンク先にも書かれていますが、現在の親会社同士がライバル関係らしく、そのせいで次期のテナント契約を結べなかったのでは、という説もあるそうです。
元埼玉県民としては、池袋はとても身近な街なんですね。そのなかでも、リブロはどでかい駅ビル書店のようなもので、駅改札を出てから一歩も地上に出ることなく、地下1階から地上4階まである西武別館で本を探せるので重宝していました。児童書もコレ!というのが探しやすい棚をしていて、友達のお子さんに本を贈るときなんか、めっちゃ便利だったんですよね〜。
さみしいなあ。池袋西口の芳林堂も閉店して数年経つし、あとはジュンク堂しかないワー。ちょっと駅から歩くんだよね……。
(もとは関西の大型チェーン店だったジュンク堂の、初の関東出店が池袋だったんですよ。東京[丸善]でもなく、新宿[紀伊国屋書店]でもなく、池袋に出店というところに、セゾン文化への追悼があったのかな、と勝手に思っています。まあ、東京や新宿より地価が安かったのが一番の理由でしょうけれどね)