俺はなでしこ

 はてなダイアリーから、2018年12月に引越してきました

歌川国芳展(前期)

没後150年 歌川国芳展(前期)@六本木・森美術館

連休中日。没後150年ということで、昨年より各所で大規模な回顧展が開かれている歌川国芳を観てきました。昨年の太田美術館も気になっていたけれど、結局、見逃しちゃったのよね〜。今回行ったのは、六本木の森美術館です。
http://kuniyoshi.exhn.jp/index.html
夕方なら空いているかと思い、16時過ぎに行ったら、甘いあまい! 長蛇の列ですよ。会社の先輩と2人で観に行ったから、並んでいる間も退屈しなかったけれど、20分くらいは待たされたかなあ? 若い人たちが多かったですね。ブームなのかしら。
前期と後期の総入替制で、物量、内容ともに、見応えのある展示でした。ただ、人波が多く、じっくり観られなかったのが残念。ベルトコンベアーのように進むか、人と人の隙間から首をねじまげて見入るか、どちらかだったもんね。
国芳が猫好きだったのは、なんとなく知っていたのですが、金魚! 金魚の絵がめっさ可愛いです! 新発見の「きん魚づくし」とかラヴリーすぎる。上野の東博で観たことのある、別の金魚絵も可愛かったなあ。洒落や頓智の利いた絵のおもしろいこと、限りありません。幕末とあって、西洋画を意識した構図の浮世絵なんかも興味深かったですね。
歌舞伎の演目とか、見立て絵の元ネタとか、自分にもっと知識があれば、より深く楽しめたのだろうけれど。それがわかるようになるには、どれくらいの勉強が必要なの……!
観覧時間は、およそ2時間。帰りに、展望台(別料金払うのね)に寄りました。外はもう真っ暗で、東京の夜景が、冬の澄んだ空気にくっきりと浮かびあがるのが大変によろしい。東京タワーの電飾が「2012」と小さくありました。新年らしいね。

さて、夕飯ですが、六本木なんて土地鑑ないよー!
もう少し寒さがゆるめば、外を徘徊して店を探すところですが、いやあ風邪ひくでしょ。おとなしくヒルズ内で飲んできました。手頃な店はどこも混んでいて、これも国芳展効果でしょうか。どちらもごちそうさまでした。