俺はなでしこ

 はてなダイアリーから、2018年12月に引越してきました

平日。輪番停電はじまる、交通機関の混乱

地震後、初めての週明けにして、輪番停電が始まる日。
私の居住区域は今のところ輪番をまぬがれたけれど、今後どうなるかは分からないな。そして、勤め人として最も気になるのは「交通機関」。インフラまで停電の影響を受けるとは!
輪番停電(いつのまにか「計画停電」に名称が変わりましたが、輪番停電のほうが実状に即していますね)のニュースがTVで流れたとき、思い出したのが「休電日」。戦時と戦後、実施されていた計画停電です。
http://www.chunichi.co.jp/hold/2009/ntok0071/list/CK2008102802100041.html
日本の「計画停電」の歴史を振り返る~真の「無計画停電」とは : 筆不精者の雑彙
http://www.riyo.or.jp/library/etc_kobore_08.html
うがった見方をすれば、輪番停電を「計画」停電に言い換えたのは、輪番の名が戦時を思い起こさせるからかもね。

鉄道各社はよくがんばってくれました。前日の夜に発表された運行区域よりも、範囲を広げて走らせてくれた鉄道会社は多かったようです。私の路線も然り。昨日聞いたときは「範囲せまっ!」と思ったけれど、実際に駅へ行ったら、当初の予定より長めの区間を走らせてくれました。でも帰りの電車は、範囲外はないんだって。「行きはよいよい帰りはこわい」って、通りゃんせじゃないんだから。
……と思っててごめんなさい。帰りも鉄道会社、がんばってくれました。朝と同じ範囲で、減数ながら走ってたよ。翌日、会社の人に聞いたら、他路線でも、予定変更して延長運行した電車はそれなりにあったようです。と思えば、全然無理で会社を休んだ人も。交通規制で、出社できなかった方たちも大勢いたようですね。会社近くの書店さんも、今日がリニューアル・オープンのはずが「お休み」の札が張られていました。お店屋さんは、ある程度の従業員数がいないと開店できないよね。

取引先に電話して、工場の様子や納期の状況確認。
もしものときに備えて、社内の緊急連絡網をつくることが決定。
お昼休みに、スポーツ用品店へ電気ランタンを見に行くも (兄に勧められた)、とっくの昔に売り切れ。電気ランタン、寝袋、あとなんかもう一個は「完売」だと、赤字で張り紙されてました。みんな行動早いな〜。って、私が遅いのか。でも、一人暮らしで、自宅にいるより会社にいる時間のほうが長いから、手持ちの懐中電灯だけでいいかなーと思ってたんだよね。というわけで、電気ランタンはあっさり諦め。
私の場合、基本的に「会社・もしくは外にいて必要なもの」を前提に考えてます。だから、買いだめでスーパーやコンビニから物資がなくなるのは困る。だって、必ず家にいるとは限らないじゃないですか。それよりは、出先で遭難しても、途中でモノが買えるように、ある程度店舗に残しておくほうがいいと思うのですが。自宅にいても、備蓄食料を全部持っていけるとは限らないでしょう。
小さなお子さんがいらっしゃるご家庭、お年を召してスーパーの行き帰りがきつい方などは、食料確保で備蓄せねばならないと思いますが、右向け右で全員が買い占めに走ると、あとがこわいぞな〜。

今日は交通機関がどこまで走ってくれるか、停電はどうなっているのか、みな不安だったようで、早めに退社する人が多かったです。私もその一人。いつもより2時間は早い退社でした。
計画停電は、全部のグループで行われたわけではなく、夕方〜夜にかけて、一部の地域で試されたようですね。東電も、様子みいみい、やっているんだなというのが実感。とりあえず、会社では「停電情報を知りたくて、東京電力サイトに行っても、アクセス集中でなかなか見られなくて」「私もー!」「市役所や区役所のサイトに停電情報が載っているとこ、多いよ」「ほんとだー!」と、盛り上がってました。