俺はなでしこ

 はてなダイアリーから、2018年12月に引越してきました

山陰山陽名所めぐり 1日目【天橋立、鳥取砂丘】

鳥取砂丘。海がきれい。

母親にくどかれ、2泊3日のパックツアーに参加してきた。母いわく「鳥取砂丘、行きたいの」父親は過去に行ったことがあり「つまんね行カネ」らしい。鳥取砂丘に謝りやんさい!

羽田8:30―伊丹9:40(JAL107便)===天橋立12:30〜(50分)===鳥取砂丘16:20〜(40分)==白兎海岸(車窓)==三朝温泉・泊(18:00着)

朝が早くて眠い。飛行機は羽田―伊丹間のみで、あとは全部バス移動。短くて1時間、平均2〜3時間と長距離ばかりだ。2泊3日で、天橋立鳥取砂丘・松江・出雲・倉敷・姫路を回り、ついでに温泉と美術館も楽しもうというのだから、そらー早道駆け足になるわなあ。
今日はそのうち、天橋立鳥取砂丘の2本だて。私はすべて行ったことのない地域ばかり。中国地方は、高校の修学旅行で広島に行ったきりだもの。


ちょうど昼頃、天橋立に着く。少し霞がかっているが、まずまずの天気だ。ケーブルカーで傘松山にのぼり、そこでお約束の「股のぞき」。写真は天地正しいままだが、これが逆さまに見ると、確かに2割増、3割増できれいに映るのね。
山のふもとの「元伊勢 籠 (この) 神社」が、すっとした空気のいいお社だった。そんなに大きくは見えなかったが、格式の高い神社とのこと。


京都は丹後・天橋立から、鳥取まで。3時間バスに揺られたよ。丹波丹後も、但馬も、山あいの国道で、右も左も山山山。関東平野に慣れきった身に、改めて日本は山国なんだと思い知らされた。また、山の風合いが関東以北とちがうんだよね。遠くに来たな、と思う。

砂丘に到着。16時半近かったが、天候がよく明るくて助かった。確かに、砂以外なにもないね。でもひろびろとして気持ちがいい。この砂丘は、16km続いているそうだ。
砂の粒子がさらさらと細かく、靴を脱いで素足で歩く。ほんのり暖かい砂の感触が、足に柔らかい。どうでもいい格好をして、寝転がったら、さぞかし気持ちいいだろうなあ。一番ちかい砂丘の頂上から、見下ろすとすぐ日本海だ。海の色が美しい。ときどき吹きつける風と砂に顔をやられながら、砂丘を下りる。そり滑りをしたい……と、不謹慎なことを思ってしまった。
砂丘のあとは、車窓から「白兎 (はくと) 海岸」を眺め、三朝 (みささ)温泉へ。三朝温泉は、ラジウム量がすごいらしいです。お肌つるぺか。お宿は昭和の匂いがぷんぷんした。ご飯はまあまあ。三朝温泉も昔ながらの温泉街らしいけれど、到着が日暮れた夜で散策できずに残念。あとから知ったが、長塚圭史が主演した映画「リアリズムの宿」の、ロケ地のひとつだそうだ。