生誕100年
趣味の講座と実家関係の連絡、芝居のチケット配分相談、賃貸分譲談義、飲みの連絡と、やりとりの多い週だった。
ところで、この本買いました。
- 出版社/メーカー: 河出書房新社
- 発売日: 2009/01/21
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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中島敦はもともと、線の細い喘息持ちだった。療養と生計を兼ねて、南洋庁の仕事(教科書作り)を受け、ミクロネシア諸島に行くが、却って喘息を悪化させて帰朝。それよりわずか9か月後に没す。享年33歳。
冒頭の川村湊の談話で、敦に南洋庁の仕事を世話した友人・釘本久春の話が胸を搏った。
帰ってきた後、釘本はもう俺が中島敦を殺したようなものだと酒を飲みながらいつも泣いていたと、娘さんがそう言っていました。
釘本久春は、敦の死後、彼の全集を出すため、他の友人とともに尽力した人物。釘本さん、泣かないで〜。
中島敦に興味のある方は、以下もどうぞ。
http://uraaozora.jpn.org/nakajima.html