俺はなでしこ

 はてなダイアリーから、2018年12月に引越してきました

97歳

誕生日っぽいケーキなので。

写真は、全然別の日に撮った、スタバのケーキ。どことなく誕生日っぽいので。
さて今日のお昼は、祖父の誕生祝い。寿司、茶碗蒸し、サラダ、鶏の唐揚げ。お肉大好きっ子の姪甥たちは、とりからを前に「おなかすいた〜」。予定より早く、隣家から祖父を呼びました。
食事のあと、祖父に補聴器を見に行かないか、と誘う。「おじいちゃんはいい。聞こえる」ってアンタ、こないだ私が帰省したときは「耳が聞こえなくてな」って言ってたやんけ! 補聴器を見るだけ見てみようよ、と言ったら「うん」ってうなずいたじゃん! 年寄りのいうことは、日々変わるものです。分かっちゃいるけどさ〜♪
兄と二人がかりで (兄も帰省の折々に補聴器を勧めていた)、「見に行くだけ、話を聞くだけ」と、祖父を連れ出すことに成功。補聴器を扱う、地元に昔からあるメガネ屋さんに行ってきた。お店の人に話を聞いたところ、今まで補聴器を使ったことのない祖父は、「今から補聴器をするには、年齢がいきすぎている」とのこと。参考までに、お店の人からもらったアドバイスを書いておきます。

・年をとると、聞こえる音の幅が狭くなる(聞こえない周波数も出てくる)
・女性のかん高い声は聞こえやすいが、男性の低い声は聞きづらい(低音障害)
・ガチャガチャうるさいと、「意味のある音声」として聞きとれず、単なる雑音になってしまう(何を言っているのかわからない)
・ゆえに早口はNG(耳と頭の再生能力が追いつかない)
・耳もとで怒鳴るのもNG(やりがちだけど、かえって耳内で反響して聞きとれない)
・ソフトに、ゆっくりと話しかけるのが一番
・TVはイヤホンで、最初から大音量で聞かない。小さい音から徐々に大きくするのがよい

お店の人はいい人で、祖父の聴力検査もした上で、上記のアドバイスをくれました。
補聴器は、TVの音が大きくなる/二度聞き・聞き返しが頻繁になる、等のサインが出そろったあたりで、そこそこ若いうちに導入したほうがいいらしい。年がいきすぎて、慣れないと「生活音」が「雑音」になっちゃうそうだ。「補聴器をつければ、若いときとまったく同じに聞こえる、というのはないですよ。所詮、機械ですから」そうだよねえ。でも、聞こえないより、聞こえるほうがコミュニケーションとれるものね。
結局買わずに帰ったが、補聴器問題にケリがついて、みんな納得できたからよかった。

帰宅後、姪甥とお絵かき。お絵かきといっても、まだ2歳にならない甥っ子くんはペンを握って、線が引けたらすごいねー、というレベル。姪っ子ちゃんは、最近練習中だという自分の名前(ひらがな)を書いてみせようとする。でも曲線がむずかしいらしく (ひらがなだけに)、まだ全部は書けない。
「えらいねー。でも姪っ子ちゃん、この字は向きが反対(鏡文字)だよ?」「合ってるもん!」と言い張る姪っ子ちゃん。両親が「ほら、この字だよ?」と書いてみせても「いやッ!」。と拒みつつ、やっぱり気になるのか、そうっと、親の書いてくれた見本の字を盗み見してる。がんばれ姪っ子ちゃん!