俺はなでしこ

 はてなダイアリーから、2018年12月に引越してきました

ときには時事ネタ

夜の23時、久しぶりにテレビ東京WBS」を観たら、がっつり不況の話題だった。財布のひもが厳しくなっているのは、収入面だけの問題ではなく、(1)家族形態の変化、(2)エコにからんだ節約が絡んでいるのではないか、とのコメントあり。(1)については、昔は2〜3世帯同居もあるような大家族だったのが、今は核家族がさらに進み、親世帯・子世帯と別々に住んだり、独居も多い。大人数と1〜2人暮らしでは、求めるサイズも、生活スタイルも違ってくる。従来の家族イメージのままの製品では、ユーザーに受け入れられず消費されないよ、というわけ。その代表に「ファミリーレストラン」が挙げられていて、なるほどね〜と思った。不況は、苦境が招いているのだな。
世界同時不況の引き金を引いた、アメリカの年末商戦の様子も映された。ソコソコの出だしらしいけど、昨年より5%減の見通しだって。カード審査がきびしくなって、クレジットカードを使えない人も出てきた、とのこと。
それで見直されたのが「Layaway:レイアウェイ (商品お取り置きサービス)」。手数料と手付を払い、商品を取り置きしてもらう。定められた期限までに現金分割払いが済めば、晴れて商品を受け取れるというわけ。要するに、先払いの「割賦」なのね。漫画版サザエさんに、よく「月賦」ということばが出てきたのを思い出しちゃった。
この商品取り置きサービス、実は歴史が古く、1929年の大恐慌時に編み出されたものらしい。すぐに満額は出せないけど、欲しいから手付を打って確保、先払いの現金割賦。そこまでして買うか! さすがアメリカというべきか。この購買意欲に世界がのっかって、物品を売りつけていたのだから、なんとも言えず複雑だわ〜。アメリカでは、実際の自分のclassより、「なりたい脳内イメージのclass」に従ってお金を使う人が多いのかも。「今年はボーナスカットされたから、X'masプレゼントはナシね」ではなく、「ボーナスはなくとも、X'masプレゼントくらい買いたい」お金はあとから稼げばいいサー (無理)。なーんて、邪推してみました。
http://sankei.jp.msn.com/world/america/081030/amr0810300308000-n1.htm
FNNニュース: 厳しい経済状況の中、アメリカで大恐慌時代に流行した「レイアウェイ」が再び注目集める