俺はなでしこ

 はてなダイアリーから、2018年12月に引越してきました

今週読んだ本

ミャンマーはサイクロンだわ、四川省で大地震があるわ、天変地異はこわい。被災地には1日も早い復興をお祈り申し上げます。
今週は、趣味の講座の復習に追われた1週間だった。帰宅後へろへろ〜。まだ終わってないの……ふぃー。
それだけだとさみしいので、知り人から借りた文庫本を1冊読了。日本のザ・おじいちゃん、笠智衆の思い出話ですよ〜。

小津安二郎先生の思い出 (朝日文庫 り 2-2)

小津安二郎先生の思い出 (朝日文庫 り 2-2)

ところで、平成生まれの子は「笠智衆」をわかるのかしら。寅さん映画もないもんなあ。
穏やかな風貌の笠さんですが、意外と骨太な九州男児の側面もあり、面白かったです。「若い頃はこれでも二枚目で、ヴァレンチノに似てると言われたことも」等、たとえもいちいち古くて、それがまた微笑ましい。ちなみにヴァレンチノは、戦前のハリウッド大スターです。世界中の女性をメロッメロにした、美男子の代名詞ですね。
小津安二郎監督と、野田高梧さんが共同で脚本を執筆している蓼科の別荘詣でをし、小津監督に「笠さん、あなたの役は今度もあるよ」と笑いながら言われると、安心してすぐ帰るという……帰るんかいっ! このへん、いかにも役者の論理で、にまにましながら読んじゃった。