俺はなでしこ

 はてなダイアリーから、2018年12月に引越してきました

でも雪。そしてドラマ感想。

さらさら雪。翌日の昼には消えてた

明るい陽射しと桜餅に早春を感じた翌日早々、雪。
夕方までは曇天が、趣味の講座から帰宅する頃には積雪。踏むたびにキュ、キュッという。寒いけど楽しい。休日の余裕か。

さてここで、冬ドラ中間感想。曜日順に並べていくよ。長いからたたむよ。

佐々木夫妻の仁義なき戦い
うん、日曜劇場ですね。楽しく観てます。キャストも楽しんでそう。山本耕史の張り切り笑顔がおもしろ。怪しいわ!

薔薇のない花屋
久々の野島伸司竹内結子の役柄が面倒な女でウザーと思った矢先に「私のこと、面倒だと思ってるでしょう」という台詞がきて、びっくらこいた。好悪は別にして、引っ張り方がうまいよね。
恋人を「キミ」と呼んで「なのだ☆」という本仮屋ユイカの役も、リアルで近くにいたら、ちょっと痛い子かと思う。痛さや貧乏や憎しみや、負の感情を美しく描いて愛に還元する野島脚本の妙を味わってます。これ、誉めことば。

「斉藤さん」
園ママの派閥や、かたき役が大げさなのは、物語をわかりやくするためのお約束なので気にしない。理想と現実、風紀、教育、あなたならどうする? という問題提起を、正面切ってやっている。真野役のミムラがうまい。蔵之介の黒歴史*1を知っている身としては、「いいパパ・にっこり笑顔」が嘘くさくて笑ってしまう。ごめんクララ。
スポーツジムのインストラクターが、弓削くんだと気づかなかった……! 仮面ライダー龍騎ナツカシス。もひとつ、ワンショットながら、いつも悪ガキを追いかけている五右衛門先生が好きです。

鹿男あをによし
自分の周囲では9割がた評判が悪い。視聴率も10%を切った。んが、一番楽しみに観ているドラマ。
初回は録り逃したのでわからないが、初回特有の詰め込みすぎ・伏線張りすぎ等で、客を逃したのだろうか。それともNHKジュブナイル・ドラマのような、ゆるいファンタジーで、独特のノリが受けなかったのかしらん。個人的には、わかってやっているスマートな演出がいい。と思ったら、演出は鈴木雅之さん*2だった。納得ー。
綾瀬はるかちゃんと篠井英介さんさんの可愛らしさがたまらん。玉木宏は、なんであんなにモテモテなんすか。蔵之介のマフラーを見るたび、まぼろし探偵が頭をよぎる。もしくは月光仮面。私は何歳だよおい。
とにかく、大和路に行きたくなるドラマです。京都でもいい。

未来講師めぐる
宮藤官九郎脚本、深田恭子主演。深キョンのアップに「老けたな〜」と思ってしまった (玉木宏もそう思ったことを告白しておく)。でも可愛いから好き (玉木宏も以下略)。
期待していたクドカン脚本だが、初見感想は「『僕の魔法使い』と『吾輩は主婦である』の焼き直しじゃん」。
演出がヘタレで、クドカン脚本とは思えぬテンポの悪さ。演出がズレると話も役者も浮くんだなあ。正直、観るのやめようかと思ったが、ようやく噛み合ってきて、素直に楽しめるようになりました。こたつに篭城する、めぐるラブリー。
脚本も、小ネタのバラツキが不発気味だったのが、最近は爆竹みたいにつながって気持ちいい。しかしTVではホームドラマの人になりましたね、クドカン

と、今期は5本も観てる! 通常ではありえない配分。ふだんは1本か2本ですよ。観ないことも多いですよ。

*1:小劇場系の、今はなき劇団「惑星ピスタチオ」出身。悪役が定番で、パワーマイムとかやってた。そのうち色気が出てきて演技の幅も広がり、いい役者になったなあと思った直後に退団。現在の活躍にいたる。

*2:29歳のクリスマス」「王様のレストラン」「ロングバケーション」「総理と呼ばないで」「スタアの恋」「HERO」を演出。