俺はなでしこ

 はてなダイアリーから、2018年12月に引越してきました

お幸せに!

教会、別室にあったオルガン

友達の結婚式に参列。GW以降、雨がちなのが一転、晴れ! 暑いくらいの陽射しである。幸先いいぞ。たかたかと用意し、鎌倉へ。新婦は鎌倉の人で、地元の小さく由緒ある教会でのお式なのだ。
11:00、式が始まる。神父の説教つきの、本格的な教会式である。神父のあとにつづけて、新郎新婦が誓いのことばを述べる。参列者も承認のことばを唱和する。式の厳粛さ、真っ白なドレスとベールに身を包んだ新婦の、緊張をはらんだ美しさ。結婚式での花嫁は、そこにあるだけで光り輝く。よかったねー、よかったねー。感動と祝賀で胸がいっぱい。
写真撮影の許可は、式が終わって退場のシーンから。温かい空気のなか、参列者たちがカメラを構える。隣列の小さな男の子が張り切って撮りまくり、新郎新婦が通り過ぎてもパシャパシャと追いすがるのが可愛いかった。大人たちの笑声に気づいた新郎新婦が、振り返り笑顔で再びポーズ。
本日は式だけで、披露宴はまた後日だが、教会の別室に交流の場が設けられていた。式が終わったら、あとはお身内だけかなと思っていたので、その心づくしにびっくり、そして感謝。お昼時でもあり、長テーブルの上に、サンドイッチと各種飲物が置いてある。公民館でやる同窓会の雰囲気。気のおけない簡素なもてなしが心憎いね。一口サイズのサンドイッチは、地元で名の通った店の仕出しのようで、おいしーい。このあと、参列の友達連とお昼なんだから……と思っても、勝手に手と口がぱくぱく。ゴチでした。やがて入室の新郎新婦と、改めて写真&交流タイム。二人を囲む人々の輪はとぎれることなく、1時間も経ったろうか、会は新郎新婦の謝辞と挨拶でしめられた。受付・会場整理を引き受けられた4人の方々、おつかれさまでした! 新郎新婦には、末長くお幸せに……。おめでとう!

教会を出たあとは、近くのフランス料理店「それいゆ」でランチ。中庭の緑が見える席で、陽光と五月の風のさわやかさに「こんな素晴らしい休日でいいのかしら〜」などと言いあう。のんびりとした食事に、式の余韻もあいまって、心がほどけまくり。会話の楽しいこと! しゃべって飲んで食べて、店を出たのは15時過ぎ。そのまま鎌倉散策、ひとまず鶴岡八幡宮へ。緑濃く、広い境内は清冽で、神社は心浄まるね。式につづいて、塵気を洗い流される感じ。非常にさやわかな心持ち。
帰り道、鳩サブレの豊島屋本店に立ち寄る。本店にしかない「鳩三郎」ストラップや、レターセット「鳩だより」がものすごくキュート! 本店2階はギャラリー「鳩の巣」で、鳩グッズがずらりと陳列されている。高いのと安そうなのと、ごたまぜラインナップが面白い。1階に降りたら雨だった。鎌倉の店ブラは措いて、レトロな店内「イワタコーヒー」で雨宿り。話にはキリがないな〜。1時間ほどして外に出たら、雨はさっくりあがっていた。小町通りをちょいと冷やかして、お名残惜しくも帰宅。式の引き出物に添付されていた、新婦特製の鎌倉MAP(鎌倉の店情報が、一口メモと地図つきで載っている)が、非常に役に立ちました。これ保存版。エレガントな古都で浄き時間。幸福な1日でした。